東邦大学医学部 教育ポータル

東邦大学医学部 学習要項 (2017年度)

[概説]

選択科目 概要 (Elective Course (2017年度)

担当責任者佐藤 二美
学年学期1, 2, 3年   春・秋学期

1.選択科目について

本学は、建学の精神である「自然・生命・人間」を礎に、自然に対する畏敬の念を持ち、生命の尊厳を自覚し、人間としての謙虚な心を原点として、かけがえのない自然と人間を守るため、豊かな人間性と均衡のとれた知識と技能を有する「より良き臨床医」の育成を医学部の教育目標に掲げている。
この教育目標を達成するために、医学知識および技能の教育にとどまらず、患者中心の医療を実践するための幅広い教養教育に基づいた豊かな人間性を涵養することを目的として、多彩な選択科目を開講している。広く深い教養を持つことにより、ものの見方や価値観の異なる他者を深く理解し尊重する姿勢を得ることができ、患者やその家族、他職種からの深い信頼を得られる医師としての基盤が形成される。この選択科目の開講主旨を理解し、選択科目を受講すること。

2.選択科目登録(履修申請)について

1)選択科目単位について

医学科は基本的には学年制を設けているが、この選択科目は単位制で、1学年〜3学年までに合計9単位を取得することが3年次から4年次への進級の条件となる。各年次の取得単位数は、1年次に3単位、2年次に6単位(累積3+3単位)、3年次に9単位以上(累積6+3単位)取得することが義務付けられている。
また、科目選択に当たって、とくに人文・社会学、芸術コースから1科目以上の単位を取得することが望ましい。

2)登録方法

登録ルール、登録スケジュール等に従い以下のサイト(選択科目システム)にアクセスし、個人の責任で希望科目を登録する。

3)登録にあたっての留意点

2〜3年次の取得すべき単位数は、各人がすでに取得している単位総数(累積単位数)が進級総単位数に達していない場合、その不足単位数分となる。したがって履修登録は取得すべき単位数によって各人ごと異なる。ただし、すでに進級総単位数を超えている場合には、履修登録無し又は上限単位数までは履修登録のいずれか選択できる。
  • 最低取得単位は、1年3単位、2年6単位、3年9単位である。
  • 年間に登録できる最大単位は5単位である。
  • ただし、WEB登録対象でない科目(実用医療英語・チーム医療演習・海外集中英語コース・英語検定)の単位は取得制限単位数に含まない。
  • 過去に履修登録し、不合格となった科目は原則再登録できない。
  • 同一科目は在学中に1回のみ単位取得できる。
  • 取得単位科目は留年しても有効である(未修得になることは無い)

4)登録スケジュール

春学期登録
1回目(抽選):登録期間:4/4(火) 10:00〜4/5(水) 18:00   抽選・発表時間:4/5(水) 19:30
2回目(先着順):登録期間:4/5(水) 19:30 〜4/7(金) 13:30 登録締切:4/7(金) 13:30
秋学期登録
1回目(抽選):登録期間:8/28(月) 10:00〜8/31(木) 18:00   抽選・発表時間:8/31(木) 19:30
2回目(先着順):登録期間:8/31(木) 19:30 〜9/1(金) 13:30  登録締切:9/1(金) 13:30

5)履修取り消し

一度履修登録した科目の取り消し手続きを行う期間が各期ごとに設定されている。この期間内に履修科目取り消しの手続きをしない場合、その科目は成績評価の対象となる。
春学期登録取り消し期間:結果最終発表〜2017年4月20日(木)
秋学期登録取り消し期間:結果最終発表〜2017年9月28日(木)

6)開講日

水曜午前
1時限目:08:30〜09:30
2時限目:09:50〜10:50
3時限目:11:10〜12:10
春学期04/12、04/19、04/26、05/10、05/17、05/24、05/31、06/07、06/14、06/21、06/28、07/05、08/30、09/06、09/13
春学期試験11/29
秋学期09/20、09/27、10/04、10/11、10/18、10/25、11/01、11/08、11/15、12/06、12/13、12/20、01/10、01/17、01/24
秋学期試験02/07

7)開講日に留意する必要がある科目

  1. 以下の科目は通常の講義時間外に行われるため、登録にあたっては開講日に注意すること。
    • 学生テュータ養成講座(2年次対象科目)
    • 実用医療英語(2〜3年次対象科目)
    • チーム医療演習(2〜3年次対象科目)
    • 海外集中英語コース(別途説明会予定)
  2. 以下の科目はインターネットを利用した科目であるため、受講日の制限がない。
    • 医学教養V
  3. 以下の科目は単位認定科目であるため、所定の手続きを要する。
    なお、単位認定申請の最終期限は3年次の8月とする。
    • 英語検定

3.評価について

1)評価方法

学習要項」の資料”教育の評価”に準ずる。選択科目の成績はレポート、本試験等から総合的に評価されるので、本試験が実施されても原則再試験は実施しない。本試験の実施は科目担当者の判断によるので、本試験を実施しなくてもレポート等などによる総合評価した成績が出される。本試験帯後に出された成績(最終成績)は各自が教育ポータルから確認できる。これにより各学年の進級単位数を満たしているかどうか確認できる。進級単位数に達していなければ進級対象者とならない。
ただし、試験が実施されて病欠した場合、規定の出席を満たしている者について、科目担当者の判断で追試措置(再試含)することができる。
(注意)各科目の最終成績が出そろったところで、進級単位数の不足がわかる。予定した単位取得数に満たなくても進級条件の年次取得単位数に達する学習への取り組みを心掛けること。

2)評価の記載

GPA(Grade Point Average)評価を行い、C評価以上の場合を合格とする。
【GPA評価基準】
評価得点グレードポイント
90〜100S4
80〜  89A3
70〜  79B2
60〜  69C1
不可40〜  59D0
不可  0〜  39F0

4.入学前に取得した他大学、他学部の単位認定について

他大学、他学部を卒業、あるいは退学した場合、当学部入学前に取得した教養系科目については所定の審議を経て最大3単位まで本医学部開講の選択科目に振り替えて単位を認定することができる。この申請は入学した年度の4月28日午後5時を期限とし、1回だけ可能である。希望者は4月28日午後5時までに学事課教務へ振り替え希望科目と優先順位を記載した「選択科目単位認定申請書」と「成績証明書(点数表示のもの)」、「単位取得した科目のシラバスのコピー」を提出する。成績証明書が点数表示でない場合(A、B、優、良など)は卒業大学で発行した点数換算表(あるいはそれに準ずるもの)を合わせ提出すること。開講科目の分野の範疇に該当するか否かを科目担当教員が判定し、成績証明書については学事課教務と選択科目運営委員で確認する。選択科目運営委員会で単位が認定され、教育委員会に報告される。結果は6月末日までに選択科目システム上で発表される。
なお、単位認定科目はGPAの対象としない。