東邦大学医学部 学習要項(2018年度)
学修目標
1年次学生の学修目標
東邦大学医学部では、卒業時に身につけるべきディプロマ・ポリシーが定められており(
http://www.toho-u.ac.jp/med/course/diploma_policy.html)、それらを達成するためのカリキュラムが構成されている。
1年次においては、以下の各目標に従った授業が実施される。
- 『医学知識』
「医学を学ぶ」ために必要な、細胞、組織、個体レベルの正常な構造と機能を学び、基盤となる知識を身につける。
- 『実践能力』
「良き医療人となる」ために必要な、情報発信・収集の基本について学び、適切なプレゼンテーション能力を身につける。
- 『患者対応能力』
「良き医療人となる」ために必要な、倫理観、コミニュケーション能力について学び、人間関係構築のための基本を身につける。
- 『科学的探究心』
「生涯学修」のために必要な、批判的かつ省察的な思考について学び、能動的学修基盤を身につける。
- 『社会・地域への貢献』
「社会・地域へ貢献できる医療人となる」ために必要な、医療人に求められる多くのニーズについて学び、医療人としての広い視野を身につける。
- 『国際性』
「国際化する社会で活躍する」ために必要な、他者(外国人)の文化的背景を理解する視点を学び、英語を用いた基礎的なコミニューケーション能力を身につける。
1年次修了時には、上記目標すべてに到達する学修成果を修得することが求められる。
2年次学生の学修目標
東邦大学医学部では、卒業時に身につけるべきディプロマ・ポリシーが定められており(
http://www.toho-u.ac.jp/med/course/diploma_policy.html)、それらを達成するためのカリキュラムが構成されている。
2年次においては、以下の各目標に従った授業が実施される。
- 『医学的知識』
「臨床医学を学ぶ」ために必要な、生体の異常について学び、病因や病態の理解のための基盤を身に着ける。
- 『実践能力』
「良き医療人となる」ために必要な、基本的臨床手技について学び、医療を実践するための基盤を身につける。
- 『患者対応能力』
「良き医療人となる」ために必要な、倫理観やコミュニケーション能力、他者を尊重する姿勢を学び、人間関係構築のための応用力を身につける。
- 『科学的探究心』
「科学的問題の発見・解決」のために必要な、論理的思考と研究技法を学び、医学研究を実践するための基盤を身につける。
- 『社会・地域への貢献』
「社会・地域へ貢献できる医療人となる」ために必要な、多職種の業務について学び、チーム医療実施のための基盤を身につける。
- 『国際性』
「国際化する社会で医療を実践する」ために必要な、医学英語の基本を学び、英語の科学論文の読解力を身につける。
2年次修了時には、上記目標すべてに到達する学修成果を修得することが求められる。
3年次学生の学修目標
東邦大学医学部では、卒業時に身につけるべきディプロマ・ポリシーが定められており(
http://www.toho-u.ac.jp/med/course/diploma_policy.html)、それらを達成するためのカリキュラムが構成されている。
3年次においては、以下の各目標に従った授業が実施される。
- 『医学的知識』
「臨床実習に参加する」ために必要な、器官、機能系統別に疾患の病因・病態・診断・治療について学び、基盤となる知識を身につける。
- 『実践能力』
「臨床実習に参加する」ために必要な、医療情報の収集法、診察技能について学び、適切な診療の基盤を身につける。
- 『患者対応能力』
「良き医療人となる」ために必要な、医療の現場に根差した倫理的視点やコミュニケーション能力、他者を尊重する姿勢について学び、現場で実践するための基本姿勢を身につける。
- 『科学的探究心』
「科学的問題の発見・解決」のために必要な、実験計画法・研究倫理について学び、研究の実践力を身につける。
- 『社会・地域への貢献』
「社会・地域へ貢献できる医療人となる」ために必要な、社会・地域と医療の関係、社会環境の中での健康問題について学び、社会に対する医療の責任を果たすための基盤を身につける。
- 『国際性』
「国際化する社会で医療を実践する」ために必要な、臨床医学英語の基本を学び、medical English communicationの基盤を身につける。
4年次学生の学修目標
5年次からの臨床実習に必要な基礎的知識にもとづいた臨床応用力を修得するために、臨床医学各論の系統講義に加え、社会医学の講義と実習を行う。また、全人的医療人教育や診断学実習で、患者に接する際の心構え、接し方の基本を修得する。
5年次学生の学修目標
基本的臨床実習では、患者中心の診療システムを理解するために、各診療科において診療に参加する。また、これまでに身に付けた臨床応用力を診療現場で展開することで、実地診療を体験するとともに、医師として必要な態度の醸成を図る。総合臨床講義では、疾患、病態、治療についての知識を統合し、患者を包括的視野で理解できるような臨床推論能力の育成を図る。
6年次学生の学修目標
5年次までに修得した医師として必要な基本的知識および技術を基に、積極的に医療に参加し、医療チームの一員として求められる態度・価値観・習慣を身につけること、地域医療やプライマリケアに関わることで、医療システムや法的制度に則り、医療を実践できることを目標とする。これらの目標達成は、卒後の初期研修に円滑移行することにつながる。