領域について
領域英語3は、ひとつのサブ領域(英語3)、ひとつのユニット(臨床医学英語I)よりなる。
したがって、ユニット(臨床医学英語I)のGPA評価でグレードC以上で、この領域が合格となる。
臨床医学英語Iは原則として隔週火曜日の2-3時限に2時限つながりの15週、あわせて30時限からなる。
6クラス編成(原則1クラス20人前後)とする。
該当するモデル・コア・カリキュラムの項目は、
A: 医師として求められる基本的な資質・能力
『学修目標』
1. コミュニケーションを通じて良好な人間関係を築くことができる。[A-4-1)-②]
2. 患者・家族の話を傾聴し、共感することができる。[A-4-1)-③
3. 患者にわかりやすい言葉で説明できる。[A-4-2)-②]]
4. 患者の文化的背景を尊重し、英語をはじめとした異なる言語に対応することができる。[A-7-2)-①]
5. 地域医療の中での国際化を把握し、価値観の多様性を尊重して医療の実践に配慮することができる。[A-7-2)-②]
6. 患者や疾患の分析を基に、教科書・論文等から最新の情報を検索・整理統合し、疾患の理解・診断・治療の深化につなげることができる。[A-8-1)-③]
7. 話し手と聞き手の役割を説明でき、適切なコミュニケーションスキルが使える。[C-5-7)-⑥]
8. 文化・慣習によってコミュニケーションのあり方が異なることを例示できる。[C-5-7)-⑧]
領域の評価について
この領域は、一つのサブ領域、一つのユニットから成るため、ユニットの評価を参照。
サブ領域について
領域英語3は、ひとつのサブ領域(英語3)、ひとつのユニット(臨床医学英語I)よりなる。
したがって領域英語3に合格するためには、臨床医学英語Iの評価試験に合格する(グレードC以上を取得する)必要がある。
英語3は1年次から学んできた'Medical Terminology, 8th'を引き続き学ぶ。
また、 医療面接に必要なコミュニケーション・スキルについて学ぶ。
履修の前提として、M1およびM2で履修した医学英語の知識、解剖学・生理学・病理学をはじめとする基礎医学および臨床医学I(循環器学・呼吸器学・腎内科学)の知識が必要である。
英語をはじめとする言語能力は、読み書きと聞いて話すことに大別される。聞いて話すことに関しては、知識のみならず適切な技能や態度も必要である。
M3における臨床医学英語Iの到達目標は、知識面としては1)医学英語を学修するにあたり必要な語彙力、2)内科学を中心とする臨床医学の英語で記載された教科書が理解できるようになること、の2点である。技能および態度面としては3)英語を用いた医療面接の流れを理解し実行できるようになること、4)各領域における代表的な疾患について、現症から想起される病態に関連した問いかけができるようになること、の2点である。
ユニット名称: 臨床医学英語Ⅰ (2021年度)
ユニット責任者 | 三上 哲夫 |
ユニット対象学年 | 3 |
ユニット授業期間 | 講義 |
ユニット時限数 | 30 |
ユニット分類 | 講義 |
ユニットについて
M3における臨床医学英語Iの到達目標は、知識面としては
1)医学英語を学修するにあたり必要な語彙力、
2)内科学を中心とする臨床医学の英語で記載された教科書が理解できるようになること、の2点である。
技能および態度面としては
3)英語を用いた医療面接の流れを理解し、模擬的に実行できるようになること、
4)各領域における代表的な疾患について、現症から想起される病態に関連した問いかけが考えられるようになること、の2点である。
受講前に必要とされる知識及び技能・態度
履修の前提として、M1およびM2で履修した医学英語の知識、解剖学・生理学・病理学をはじめとする基礎医学および臨床医学I(循環器学・呼吸器学・腎内科学)の知識が必要である。各々の単元に際して、日本語での1時間の予習と、英語での1時間の復習を要する。
ユニットの評価について(フィードバック含む)
臨床医学英語Iでは、語彙力および読解力としての知識に加えて、後半では英語を用いた基本的な病歴聴取技能と患者への傾聴といった適切な態度が要求される。
知識の評価は講義のポストテストと試験期間の筆記試験で、技能と態度の評価は講義内に担当教員が行う。
筆記試験は、穴埋め問題、matching question、comprehension testなどの記述形式と、MCQ形式にて行う。
筆記試験は50点分で、I期終了後の7月と、III期終了後の2月に行う。(II期終了時には試験を行わない。)
I期試験は前半(I期)12時限分に相当しに20点分、III期試験は後半(II-III期)18時限分に相当し30点分に換算する。
講義内評価は、
(1)講義後で行われるポストテストは全て合算し、25点分に換算する。
(2)医師-患者のロールプレイを学生同士で行い、教員が評価しすべて合算して25点満点に換算する。
講義内評価とポストテストは各講義で完結するため、再評価は不能である。また授業の欠席は自動的に無評価となるため、積極的な講義参加が必要となる。
筆記試験と講義内評価を合算し60点以上を取得した学生を合格とする。
合算し60点未満の場合は、筆記試験全範囲分の再試験および最終試験を受験する。
したがって講義内評価が不良である場合は、合格できない可能性があるので注意すること。
I期試験を受験するためには、I期の講義において2/3以上(8時限)の出席を要する。
III期試験を受験するためには、II-III期の講義において2/3以上(12時限)の出席を要する。
また全体を通して出席が2/3未満(20時限)の学生はIII期試験の受験資格がなくなり、未履修となる。
指定教科書他
Medical Terminology: A Short Course 8th edition. Davi-Ellen Chabner. Elsevier. ISBN: 9780323444927
毎回、授業に持参すること。