領域名称: 全人的医療人教育3 (2024年度)

領域責任者端詰 勝敬

領域について

 単に医学的な知識を有しているだけでは、東邦大学が求める「良き臨床医」にはなれない。
  1年生から6年生を通してspiral learning としておこなわれる全人的医療人教育では、良き臨床医として全人的な医療を実践するために、自ら問題を抽出し課題を解決する能力、社会的および医療における倫理的問題の抽出と適切な対応能力、周囲との協調性とコミュニケーションをとる能力、医療人としての公益性・道徳性・専門性を習得する。 医学教育モデル・コア・カリキュラム(A、C、F)
 

領域の評価について

 サブ領域の評価を参照すること

サブ領域名称: 全人的医療人教育3 (2024年度)

サブ領域責任者端詰 勝敬

サブ領域について

全人的医療人教育3は①倫理②コミュニケーション③プロフェッショナリズムの3つからなる。
3年生では、臨床実習に出る前段階の医療人としての技能を実践し、医療倫理的価値観に基づいた態度を示す。

【対応する医学教育モデル・コア・カリキュラム(平成28年度版)の中項目】
A-4 コミュニケ-ション能力
B-3 医学研究と倫理
E-9 人の死

【サブ領域の学修目標】
ユニット「倫理」:人を対象とする医学研究の方法論の基本と倫理を学ぶ
ユニット「コミュニケーション」:傾聴することの意義、傾聴する姿勢・態度を身につける
ユニット「プロフェッショナリズム」:人の死に関して学生自らの死生観を醸成するようなカリキュラムとしている。看取りにおける医療者の態度、死の体験旅行、安楽死、自死介助、生命維持治療の中止に関して学修する

ユニット名称:[MM912-301J]倫理(2024年度)

ユニット責任者赤羽 悟美
ユニット対象学年3 ユニット授業期間 ユニット時限数14 ユニット分類演習

ユニットについて

【学修目標】
医療人に求められる科学的探究心と倫理感を涵養するために、人を対象とする医学研究の基本的な考え方と倫理および研究公正を学ぶ。

【達成目標】
1. 人を対象とする医学研究の方法論の基礎を理解する。
2. 研究公正を理解する。
3. 人を対象とする医学研究の倫理の基本的な考え方を理解する。

【該当する医学教育モデル・コア・カリキュラムの小項目】
RE-05-01-01, RE-05-02-01, RE-05-02-02

【事前準備・受講前の自己学習】
事前に講義資料に目を通しておくこと。
演習に先立ち、講義で学修した内容を復習しておくこと。

【アクティブラーニングの要素】
1. グループディスカッション・ディベート
2. グループワーク、プレゼンテーション

【ICT活用による双方向型授業の要素】
Moodleを活用する。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

知識: 1年生「倫理学」で学修した倫理学の基礎、2年生で学修した「医療の倫理」の基本原則および考え方を身に付けている。
技能: 医療の倫理の基本原則を説明できる。
態度: 臨床医学研究に興味を持ち、研究を実施するうえでの倫理的課題について積極的に学ぶ態度。

ユニットの評価について

●サブ領域『全人的医療人教育3』の中で、倫理は60点分/100点満点とする。

●倫理のユニットの中での評価の割合は下記のようにする。

1)講義に関しては、期末試験においてMCQ+記述試験で評価する。(40%)
2)演習については、態度(6%)・理解(6%)・発表(6%)・質疑応答(6%)・レポート(36%)とする。

●講義・演習における課題や小テストについては、講義・演習の中で解説とフィードバックを行う。
 期末試験については、成績開示後に必要に応じて試験内容に関する質問等に対応する。

指定教科書他

講義の中で適宜紹介する。

授業日程一覧(ユニット名称:倫理) (2024年度)

コマ数形態授業タイトル
1 演習全人的医療 1 研究倫理
2 演習全人的医療 2 医学研究の倫理Ⅰ 
3 演習全人的医療 3 医学研究の倫理Ⅱ
4 演習全人的医療 4 臨床研究と治験
5 演習全人的医療 5 疫学研究の倫理
6 演習全人的医療 6 臨床研究を巡る過去の事例から学ぶⅠ
7 演習全人的医療 7 臨床研究を巡る過去の事例から学ぶⅡ
8 演習全人的医療 8 臨床研究の倫理
9 演習全人的医療 9 医学研究の倫理演習Ⅰ
10 演習全人的医療 10 医学研究の倫理演習Ⅱ
11 演習全人的医療 11 医学研究の倫理演習Ⅲ
12 演習全人的医療 12 医学研究の倫理演習Ⅳ
13 演習全人的医療 13 医学研究の倫理演習Ⅴ
14 演習全人的医療14 医学研究の倫理演習Ⅵ
評価全人的医療人教育3(10:00~11:30・3実)