領域名称: 臨床医学8 (2024年度)

領域責任者藤井 毅郎

領域について

 4年次に始まる臨床実習、5年次に始まる診療参加型実習が円滑に進むために、必要な推論能力、医学的知識、診療技能・態度を修得する。具体的には、チュータによるタスクトレーニングにおいて診療技能や態度を修得し、また、シナリオトレーニングにおいて必要な推論能力や医学的知識を修得する。
 
 医学教育モデル・コア・カリキュラム大項目:F
 
 
 サブ領域ー臨床実習開始前に、学生が卒業時の目標をめざして診察や実技等に関する基本知識を修得し、シミュレータ、模擬患者、学生同士の相互実習(模擬診療)などにより、診療技能を修得する。
 
 

領域の評価について

 臨床実習入門、臨床検査・生理機能検査実習・シミュレーション実習を1対2で評価する。
 その領域に属するすべてのサブ領域が、GPA評価のグレードC以上で、本領域が合格となる。
 臨床検査・生理機能検査実習・シミュレーション実習の評価配分はユニットに別途記載する。

サブ領域名称: 臨床医学8 (2024年度)

サブ領域責任者大塚 由一郎

サブ領域について

このサブ領域は、臨床実習入門、臨床検査・生理機能検査実習、シミュレーション実習から構成されている。
4年次に始まる臨床実習、5年次に始まる診療参加型実習が円滑に進むために必要な知識・技能・態度を修得することを目的としている。

臨床実習入門の学修目標:患者を中心として展開される医療の現場・実際を体験しながら、1)多職種との連携・視点の違い、2)医療安全の文化、3)患者・家族との対応法、4)診療行為(検査・手術など)の実際、5)各医療関係者がどのように関わり責務を果たしているのか、などを見て学ぶことが求められている。臨床現場に出る前に基礎知識を学び、医療現場で積極的に学ぼうとする姿勢を身に付けてほしい。(医学教育モデル・コア・カリキュラム中項目: F-3)

臨床検査・生理機能検査実習・シミュレーション実習の学修目標:臨床実習開始前に、学生が卒業時の目標をめざして診察や実技等に関する基本知識を修得し、シミュレータ、模擬患者、学生同士の相互実習(模擬診療)などにより、診療技能を修得する。(医学教育モデル・コア・カリキュラム中項目:F-3)

シミュレーション実習前には、教育ポータルにアップされている準備学修資料に必ず目を通しておくこと。
資料内容から当日の実習前に形成評価として小テストを行い、総括評価としては診療参加型実習において適切な手技を修得している場合にチュータが㊜と評価する。



ユニット名称:[MM621-401J]臨床実習入門(2024年度)

ユニット責任者髙井 雄二郎
ユニット対象学年4 ユニット授業期間 ユニット時限数30 ユニット分類演習

ユニットについて

4年次および5年次における臨床実習において、何を学ぶことが求められるのかを知ることがこのユニットの目的である。
4年次修了時に求められることは、5年次の診療参加型臨床実習に円滑に移行できる能力を身に付けることである。つまり患者を中心として展開される医療の現場・実際を体験しながら、1)多職種との連携・視点の違い、2)医療安全の文化、3)患者・家族との対応法、4)診療行為(検査・手術など)の実際、5)各医療関係者がどのように関わり責務を果たしているのか、などを見て学ぶことが求められている。臨床現場に出る前に基礎知識を学び、医療現場で積極的に学ぼうとする姿勢を身に付けてほしい。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

医学部に入学してから蓄積して来たすべての知識と技術と態度が基盤となるが、このユニットではそれらを臨床現場でいかに応用するかを学ぶことが求められる。
学ぶことは、まず見てまねることから始まる。患者と接しながら、知識や技能を、そして医療の在り方を学ぶ実習が4年生に求められていることを理解できるだけの視野を受講前に持つことが求められる。

ユニットの評価について

臨床実習入門の最終日に行われる白衣授与式において学年代表者が「誓いの言葉」を読み上げるが、全員が臨床実習に臨むにあたっての決意として、1000字程度の「誓いの言葉」を作成して討論する。教員を交えた討論の場において多くの学びがあり、フィードバックを受けることとなる。
臨床実習入門終了後に学生の「誓いの言葉」の評価を、2名の教員が共通のルーブリック評価表を用いて行う。
また医学情報検索および電子カルテの講義終了後に知識を確認する小テストを行い、「誓いの言葉」の評価と医学情報検索および電子カルテの知識評価の平均点を10点満点として、臨床医学8の総得点の1/10として評価する。

指定教科書他

授業日程一覧(ユニット名称:臨床実習入門) (2024年度)

コマ数形態授業タイトル
1 演習4年次ガイダンス、健康管理について
2 演習臨床実習概論
3 演習アセスメントについて 白衣授与式説明
4 演習大橋病院・佐倉病院ガイダンス
5 演習卒後臨床研修について
6 演習海外臨床実習について 医学論文について
7 演習職業倫理、医療安全について
8 演習大森病院ガイダンス
9 演習感染対策
10 演習針刺し事故への対応
11 演習社会的決定要因(SDH)とは?
12 演習国家試験対策について
13 演習誓いの言葉討論 医学情報検索 アセスメントテスト
14 演習誓いの言葉討論 医学情報検索 アセスメントテスト
15 演習誓いの言葉討論 医学情報検索 アセスメントテスト
16 演習誓いの言葉討論 医学情報検索 アセスメントテスト
17 演習誓いの言葉討論 医学情報検索 アセスメントテスト
18 演習誓いの言葉討論 医学情報検索 アセスメントテスト
19 演習誓いの言葉討論 医学情報検索 アセスメントテスト
20 演習誓いの言葉討論 医学情報検索 アセスメントテスト
21 演習誓いの言葉討論 医学情報検索 アセスメントテスト
22 演習「誓いの言葉」発表会準備
23 演習「誓いの言葉」全体発表会
24 演習「誓いの言葉」全体発表会
25 演習シミュレーション実習について
26 演習アセスメントテスト振り返り
27 演習アセスメントテスト振り返り
28 演習臨床推論について
29 演習個人情報保護
30 演習学生カルテ説明