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領域名称: 臨床実習(4年次) (2021年度)

サブ領域名称: 臨床実習1(基本臨床実習) (2021年度)

ユニット名称: 麻酔科 (2021年度)

ユニット責任者武田 吉正
ユニット対象学年4 ユニット授業期間 ユニット時限数0 ユニット分類実習

ユニットについて

周術期医療に関する診療チームに参加し、知識、臨床推論、臨床判断、技能、態度などの能力を実践的に身につける。
特に以下の点を重点的に習得する。
(1)術前外来あるいは術前回診に帯同し、手術リスクの評価、麻酔方法および術後鎮痛手段の決定プロセスを理解する。
(2)マスク換気、気管挿管、気管チューブ抜去など気道管理に関する手技を見学する。マスク換気に関しては指導医の指導の下で実践し、技能を習得する。
(3)脊髄くも膜下ブロック、硬膜外ブロック、末梢神経ブロックなど区域麻酔に関する手技を見学する。
(4)循環、呼吸、筋弛緩など麻酔中に行われているモニタリングを通じて麻酔、手術が循環系、呼吸系、神経系に及ぼす影響を理解するとともに、手術中に生じる循環、呼吸変動の評価、対処を通じて急性期患者における臨床推論、臨床判断プロセスを経験する。
(5)末梢静脈カテーテル留置、動脈カテーテル挿入、中心静脈カテーテルなどの手技を見学する。
(6) 周術期管理チームとして手術室看護師、臨床工学技士と適切に共働していく上で必要な態度を習得する。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

M3で行われた講義資料のうちイントロダクション、薬理学的アプローチ、生理学的変化とモニタリング、リスク評価と臓器機能評価の資料を再読しておくこと。

ユニットの評価について(フィードバック含む)

評価はサブ領域単位で行われる。
実習内で指導医からminiCEX, DOPにより形成評価が行われる。
第3者的スタッフからpMEXにより形成評価が行われる。
実習の最後には指導医により、総括評価が行われる。

指定教科書他

標準麻酔科学第7版(古屋 仁監修、稲田英一、森崎浩、西脇公俊編集、医学書院、2018年、ISBN 978-4-260-03030-4)
麻酔科研修ノート改定第3版(稲田英一、上村裕一、土田英昭、村川雅洋監修、診断と治療社、2018年、ISBN9784787824011)
麻酔科研修チェックノート改定第6版(讃岐美智義著、羊土社、2018年、ISBN 978-4-7581-0575-0)