領域名称: 全人的医療人教育5 (2024年度)
領域責任者 | 亀田 秀人 |
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領域について
単に医学的な知識を有しているだけでは、東邦大学が求める「良き臨床医」にはなれない。1年生から6年生を通してspiral learning としておこなわれる全人的医療人教育では、良き臨床医として全人的な医療を実践するために、自ら問題を抽出し課題を解決する能力、社会的および医療における倫理的問題の抽出と適切な対応能力、周囲との協調性とコミュニケーションをとる能力、医療人としての公益性・道徳性・専門性を習得する。
5年生は臨床倫理や臨床でのプロフェッショナリズムをテーマとする。
領域の評価について
サブ領域の評価を参照することサブ領域名称: 全人的医療人教育5 (2024年度)
サブ領域責任者 | 亀田 秀人 |
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サブ領域について
全人的医療人教育5はユニットを分けず、倫理およびプロフェッショナリズムをテーマとして15コマの演習を行う。15コマを3日間に分け、各日とも遠隔授業による事例検討(少人数討論と発表会)とレポート課題作成を行う。
参加型臨床実習での学びや経験を踏まえて、よき臨床医に求められる倫理や医師としてのプロフェッショナリズムにつながる知識および技能を修得する。
その際、事例討論およびレポート課題において、臨床実習中の体験を共有したり分析したりするので、留意しておくこと。
ユニット名称:[MM912-501J]倫理・プロフェッショナリズム(2024年度)
ユニット責任者 | 亀田 秀人 | ||||||
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ユニット対象学年 | 5 | ユニット授業期間 | ユニット時限数 | 15 | ユニット分類 | 演習 |
ユニットについて
3日間のうち、1日目は臨床倫理をテーマとした特定の事例を分析し、医療者の行動を自分たちで検討して提示する。その後、臨床実習で体験した倫理的問題を含む事例をまとめるレポート課題に取り組む。2日目は、プロフェッショナリズムをテーマとした特定の分析し、医療者の行動を自分たちで検討して提示する。その後、臨床実習で体験したプロフェッショナリズムに関する事例をまとめるレポート課題に取り組む。
3日目は、自分たちが臨床実習で体験したことをグループ内で共有し、その中の事例について、臨床倫理の四分割表や根拠を用いて分析し、医療者に求められる行動を自分たちで検討・提示する。その後、討論を踏まえて、自分のレポートをブラッシュアップし、完成させる。
【学習目標】
臨床で起こりうる医師-患者や医療者間の価値観の相違を理解する。
臨床倫理の考え方を理解し、医療者としての行動を提案する。
臨床実習での倫理的問題やプロフェッショナリズムの視点を含む問題を振り返る。
【到達目標】
1)生命倫理の諸原則・倫理的葛藤(ジレンマ)について説明できる。
2)プロフェッショナリズムからの逸脱/遵守した行為について説明できる。
3)多角的な視点で事例に含まれる問題点を捉え、討論する。
4)医療者(医療の専門職)に求められる行動を説明できる。
【医学教育コアカリの対応小項目】
A-1-1) 医の倫理と生命倫理
A-1-2) 患者中心の視点
A-1-3) 医師としての責務と裁量権
A-2-1) 課題探求・解決能力
A-4-2) 患者と医師の関係
受講前に必要とされる知識及び技能・態度
全人的医療人教育Ⅰ~Ⅳ「倫理」および「プロフェッショナリズム」で学んだ知識と考え方を復習しておくこと。特に講義・演習では、臨床倫理の四分割表、ジュネーブ宣言、新ミレニアムの医師のプロフェッショナリズム:医師憲章、医師-患者関係などを見直して授業に臨むことが望ましい。
また、臨床実習で、もやもや感じたり、あれ?これはいいの?と思った経験があれば、自分なりに状況を整理しておくこと。
ユニットの評価について
15コマのパフォーマンス評価を対象とし、定期試験は行わない。パフォーマンス評価は、授業への参加態度(30%)、プロダクトおよび発表会の内容(40%)、レポート課題(30%)を対象とする。
GPA評価でグレードC以上でこの領域が合格となる。
◆レポート課題において、学生によるプロフェッショナリズムの逸脱行為(レポートの剽窃や提出遅延など)があった場合は、受理しない。
◆再試験はおこなわない。
指定教科書他
授業日程一覧(ユニット名称:倫理・プロフェッショナリズム) (2024年度)
コマ数 | 形態 | 授業タイトル |
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1 | 演習 | 臨床における倫理的問題をテーマにした事例討論 |
2 | 演習 | 臨床における倫理的問題をテーマにした事例討論 |
3 | 演習 | 臨床における倫理的問題をテーマにした事例討論 |
4 | 演習 | レポート作成:倫理に関する臨床実習での体験 |
5 | 演習 | レポート作成:倫理に関する臨床実習での体験 |
6 | 演習 | 臨床におけるプロフェッショナリズムをテーマにした事例討論 |
7 | 演習 | 臨床におけるプロフェッショナリズムをテーマにした事例討論 |
8 | 演習 | 臨床におけるプロフェッショナリズムをテーマにした事例討論 |
9 | 演習 | レポート作成:プロフェッショナリズムに関する臨床実習での体験 |
10 | 演習 | レポート作成:プロフェッショナリズムに関する臨床実習での体験 |
11 | 演習 | 臨床実習で体験した倫理やプロフェッショナリズムの事例討論(振り返り) |
12 | 演習 | 臨床実習で体験した倫理やプロフェッショナリズムの事例討論(振り返り) |
13 | 演習 | 臨床実習で体験した倫理やプロフェッショナリズムの事例討論(振り返り) |
14 | 演習 | レポート課題の完成・ブラッシュアップ |
15 | 演習 | レポート課題の完成・ブラッシュアップ |