ユニット名称：［MM601-104J］生体の構造1実習Ⅲ（2024年度）

ユニット責任者	船戸 弘正
ユニット対象学年	1	ユニット授業期間	1期	ユニット時限数	27	ユニット分類	実習

ユニットについて

本ユニットの学修目標は、組織学総論実習で学んだ知識を基礎に、循環器、リンパ、呼吸器、消化器、泌尿器、生殖器、内分泌の各組織の構造について、組織標本を用いた顕微鏡観察とスケッチ作成を通して、より深く統合的に理解する。
実習に用いるほとんどの標本は人体標本であり、故人の献体の上に成り立っている。実習にあたっては貴重な標本を大切に扱い、人間の尊厳および死について熟思し、人間性豊かな医師となるための機会とする。

事前学習として、Moodleにあげる各実習で用いる資料を予習する。その際に、対応する講義資料や教科書等も参照すること（30分）

医学教育モデル・コア・カリキュラム（令和4年版）の小項目
PS-02-02-01 血液・造血器・リンパ系の構造と機能について基本的事項を理解している。
PS-02-06-01 循環器系の構造と機能について基本的事項を理解している。
PS-02-07-01 呼吸器系の構造と機能について基本的事項について理解している。
PS-02-08-01 消化器系の構造と機能について基本的事項を理解している。
PS-02-09-01 腎・尿路系の構造と機能について基本的事項を理解している。
PS-02-10-01 生殖器系の構造と機能について基本的事項を理解している。
PS-02-14-01 内分泌・栄養・代謝系の構造と機能について基本的事項を理解している。
PS-01-03-18 免疫反応に関わる組織と細胞について理解している。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

知識としては、Ⅰ期で学んだ組織学総論実習の内容が必要である。また、各回実習内容に相当する講義の復習も必要である。
顕微鏡観察を通して得られる情報と、座学で得た知識とを統合するため、標本観察時に浮かぶ疑問点を教科書やアトラス等によって調べ知識を定着していこうとする積極的かつ能動的態度が必要である。

ユニットの評価について

生体の構造1実習Ⅲ（組織学各論実習Ⅰ）ユニットの評価は、実習試験および口述試問（完成スケッチに基づく知識、技能さらに実習態度を評価する）に基づいて行う。概ね実習試験８０％、口述試問２０％の配点となる。実習試験は複数回実施する。実習試験スケジュールは、実習初回に通知する。実習試験後に実習試験の正解を説明する。各回の実習試験結果は次回実習時に個別に伝える。

本ユニットはサブ領域「生体の構造１実習」の５５％を占める。

評価の開示後、メール等で個別の質問を受ける。

指定教科書他

【組織学アトラス】
１）バーチャルスライド組織学　駒﨑 伸二 羊土社　2020年刊　ISBN　978-4-7581-2105-7
２）新編カラーアトラス組織・細胞学　岩永敏彦 医歯薬出版　2017年刊　ISBN　978-4-263-45805-1
３）ウィーター図説で学ぶ機能組織学　原書第6版　監訳 後藤薫 和栗聡　エルゼビア　2018年刊　ISBN　978-4-86034006-3

授業日程一覧（ユニット名称：生体の構造1実習Ⅲ（組織学各論実習Ⅰ））　（2024年度）

コマ数	形態	授業タイトル
1	実習	循環器系、リンパ組織
2	実習	循環器系、リンパ組織
3	実習	循環器系、リンパ組織
4	実習	呼吸器系
5	実習	呼吸器系
6	実習	呼吸器系
7	実習	消化器系Ⅰ（上部）
8	実習	消化器系Ⅰ（上部）
9	実習	消化器系Ⅰ（上部）
10	実習	消化器系Ⅱ（下部）
11	実習	消化器系Ⅱ（下部）
12	実習	消化器系Ⅱ（下部）
13	実習	消化器系Ⅲ（消化腺）
14	実習	消化器系Ⅲ（消化腺）
15	実習	消化器系Ⅲ（消化腺）
16	実習	泌尿器系
17	実習	泌尿器系
18	実習	泌尿器系
19	実習	男性生殖器系
20	実習	男性生殖器系
21	実習	男性生殖器系
22	実習	女性生殖器系
23	実習	女性生殖器系
24	実習	女性生殖器系
25	実習	内分泌系
26	実習	内分泌系
27	実習	内分泌系