ユニット名称: 乳腺・内分泌外科 (2021年度)
ユニット責任者 | 緒方 秀昭 |
ユニット対象学年 | 6 |
ユニット授業期間 | |
ユニット時限数 | 0 |
ユニット分類 | 実習 |
ユニットについて
乳癌は全身病といわれ、その治療は局所療法(手術、放射線治療)に加え、全身療法(薬物療法)を併用することが重要である。特に最近の新規薬剤(ホルモン療法、化学療法、分子標的治療)などの開発は乳癌治療に著しい治療成績の向上をもたらしている。
したがって、乳腺領域における包括的診療の本質を理解するためには単に乳腺局所の解剖的知識や外科手技を習得するだけでは不十分で、ホルモン動態や関連遺伝子、各種薬剤の作用機序や副作用に関する知識も習熟する必要がある。さらに、これらの基盤となる基礎医学の素養を併せ持つことが必須と考えている。
臨床実習を各自の知識を深化発展のための場として提供したい。
受講前に必要とされる知識及び技能・態度
知識
Ⅰ乳腺局所の解剖学的知識
Ⅱ女性ホルモン動態の基礎知識
Ⅲ乳癌関連遺伝子の基礎知識
Ⅳ乳癌関連化学療法剤の作用機序と副作用
技能・態度
Ⅰ手術における清潔操作
Ⅱ手洗い操作
ユニットの評価について(フィードバック含む)
各実習担当医師が包括的評価を行うが、
特に実習態度(時間、患者対応)の評価は厳しく行う。
指定教科書他
新臨床外科学 第4版