領域名称: 英語4 (2025年度)
領域責任者 | 田村 不二美 |
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領域について
学習要項に記載されている『4年次学生の学修目標』は、「国際化する社会で医療を実践するために必要な、文化的違いに配慮した医療について学び、臨床の場で実践できる基盤を身につけること」である。そのため本ユニットでは、医療を実践する上で不可欠な「聞く力」と「話す力」を養い、英語での挨拶や患者確認から始まる基本的な医療面接を行えるようにする。また、患者の症状を聴き取り、正しく理解した上で、自然に受け答えができることを目指す。さらに、患者情報の記録や症例作成にも取り組む。加えて、異文化の医療について調べ、外国人患者に接する際の留意点について英語で発表する。最終的には、さまざまな文化的背景を持つ外国人の模擬患者と医療面接を行い、目標の達成を目指す。
この授業が対応する令和4年度改訂版「医学教育モデル・コア・カリキュラム」は以下である。
PR プロフェッショナリズム
PR-02思いやり
PR-03教養
CM コミュニケーション能力
CM-01患者に接する言葉遣い・態度・身だしなみ・配慮
領域の評価について
アウトカム(達成目標)の達成度は、講義内評価と試験を組み合わせて評価する。GPA評価でグレードC以上をもって合格となる。
サブ領域名称: 英語4 (2025年度)
サブ領域責任者 | 田村 不二美 |
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サブ領域について
アウトカム(達成目標)・英語で医療面接を行い、聴き取った内容を文章にまとめられること。
・患者の症状を記した英文を読み、その疾患のカテゴリーや病名を想起することができ、英語で考察や討論ができる。
この授業が対応する、令和4年度改訂版「医学教育モデル・コア・カリキュラム」は以下である。
PR プロフェッショナリズム
PR-02 思いやり
PR-02-02 他者理解と自己理解
PR-02-02-01 自身の想像力の限界を認識した上で、他者を理解することに努める。
PR-03 教養
PR-03-01 教養
PR-03-01-01 人の生命に深く関わる医師に相応しい教養を身につける。
CM コミュニケーション能力
CM-01 患者に接する言葉遣い・態度・身だしなみ・配慮
CM-01-01 患者・家族への適切なコミュニケーションスキルの活用
CM-01-01-01 言語的コミュニケーション技能を発揮して、良好な人間関係を築くことができる。
ユニット名称:[MM824-401M]臨床医学英語Ⅱ(2025年度)
ユニット責任者 | 田村 不二美 | ||||||
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ユニット対象学年 | 4 | ユニット授業期間 | ユニット時限数 | 15 | ユニット分類 | 講義 |
ユニットについて
この講義は、6クラスに分かれた少人数制で実施します。医療現場で求められる英語表現を学び、挨拶や患者確認から始まる基本的な医療面接のロールプレイを行います。
また、患者の訴えを聴き取り、正しく理解した上で、自然な受け答えができることを目指します。
さらに、その内容をもとに患者情報の記録や症例作成にも取り組みます。
加えて、患者の症状を記載した英文を読み、疾患のカテゴリーや病名を想起したうえで、英語でその症例についての考察や討論を行います(例えば、検査や病理の所見・診断・治療のこと、など)。
最終的には、さまざまな文化的背景を持つ外国人の模擬患者と医療面接を行い、目標の達成を目指します。
該当する医学教育モデル・コア・カリキュラム
PR-02-01 思いやり
PR-02-02 他者理解と自己理解
PR-03-01 教養
CM-01-01 患者・家族への適切なコミュニケーションスキルの活用
受講前に必要とされる知識及び技能・態度
・医療面接で使用する基本的な英語のフレーズや表現について、予習しましょう。・患者が理解しやすい言葉について、考えましょう。
・医療現場で重要となる非言語コミュニケーション(表情、姿勢、声の大きさ等)についても、考えましょう。
ユニットの評価について
評価は、ユニット単位ではなく、サブ領域単位です。評価基準は以下の通りです。1.全体評価の内訳
・講義内評価:50%
・試験:50%(筆記試験25%、口述試験25%)
※試験を受験しなかった場合は、評価の対象外となります。
2.講義内評価について
・評価項目および配点は、全クラス共通です【リーディング10%、医療面接演習(関連教材のリスニング、スピーキング活動・発言回数を含む)20%、課題・提出物(症例報告、患者情報の記録)20%】。
・評価基準は、各教員が最初の授業で説明します。
3.試験について
・筆記試験は、患者情報の聴き取りと患者情報の記録作成の設問および疾患・検査・診断・治療法に関する設問から成ります。
・口述試験は、さまざまな文化的背景を持つ外国人の模擬患者との医療面接です。
・両試験とも、最終授業で具体的な説明があります。
指定教科書他
・Chabner, D.E. 2023. "Medical Terminology: A Short Course." (9th edition) Elsevier, Inc. ISBN: 978-0-323-47991-2※Kindleでも構いません。
・必要に応じて配布物があります。クラス間共通の教材はMoodleに掲載します。
授業日程一覧(ユニット名称:臨床医学英語Ⅱ) (2025年度)
コマ数 | 形態 | 授業タイトル |
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1 | 講義 | 合同講義 Introduction to History-Taking in English |
2 | 講義 | Introduction to History-Taking in English |
3 | 講義 | ・患者情報の聴き取りと記録(patient note)の作成 ・Read a case report 1: Recurrent Headaches in a 31-yr-old Woman |
4 | 講義 | 医療面接演習1(医者役と患者役のロールプレイ) |
5 | 講義 | ・Read a case report 2: Chest Pain in a 62-yr-old Man ・医療面接演習2(医者役と患者役のロールプレイ) |
6 | 講義 | 患者情報の聴き取りと記録 |
7 | 講義 | 異文化の医療に関する調べ学習&発表 |
8 | 講義 | 異文化の医療に関する調べ学習&発表 |
9 | 講義 | ・症例読解 ・患者の症状を記載した英文を読み、疾患のカテゴリーや病名を想起したうえで、英語でその症例についての考察や討論を行う(例えば、検査や病理の所見・診断・治療のこと、など) |
10 | 講義 | ・医療面接の聴き取り・患者情報の記録(patient note)作成・(学生自作の)症例を書く |
11 | 講義 | ・医療面接演習3(学生自作の症例による)、患者情報の聴き取りと記録 |
12 | 講義 | ・症例読解 ・患者の症状を記載した英文を読み、疾患のカテゴリーや病名を想起したうえで、英語でその症例についての考察や討論を行う(例えば、検査や病理の所見・診断・治療のこと、など) |
13 | 講義 | 医療面接演習4(学生自作の症例による)、患者情報の聴き取りと記録 |
14 | 講義 | ・症例読解 ・患者の症状を記載した英文を読み、疾患のカテゴリーや病名を想起したうえで、英語でその症例についての考察や討論を行う(例えば、検査や病理の所見・診断・治療のこと、など) |
15 | 講義 | 臨床医学英語II Summary 合同講義(試験の案内) |
評価 | 英語4(10:00~11:00・2実) | |
評価 | 英語4(口述) | |
評価 | 英語4(再)(10:00~11:00・3実) |