領域名称: 全人的医療人教育2 (2024年度)

領域責任者佐々木 陽典

領域について

 単に医学的な知識を有しているだけでは、東邦大学が求める「良き臨床医」にはなれない。
 1年生から6年生を通してspiral learning としておこなわれる全人的医療人教育では、良き臨床医として全人的な医療を実践するために、自ら問題を抽出し課題を解決する能力、社会的および医療における倫理的問題の抽出と適切な対応能力、周囲との協調性とコミュニケーションをとる能力、医療人としての公益性・道徳性・専門性を習得する。

領域の評価について

 サブ領域の評価を参照すること 

サブ領域名称: 全人的医療人教育2 (2024年度)

サブ領域責任者佐々木 陽典

サブ領域について

全人的医療人教育2は①倫理②コミュニケーション③プロフェッショナリズムの3つからなる。
2年生における全人的医療人教育の目的は、臨床医学を学ぶに先立ち、医療の倫理・医療において必要とされるコミュニケーション・医療人としてのプロフェッショナリズムを身に付けることである。

ユニット名称:[MM991-201J]コミュニケーション(2024年度)

ユニット責任者端詰 勝敬
ユニット対象学年2 ユニット授業期間 ユニット時限数4 ユニット分類演習

ユニットについて

患者、家族、多職種を含めた医療スタッフと良好な関係を構築する上で必要なコミュニケーション能力を身につける。コミュニ―ケーションにおける最低限の知識を有したうえで実際に活用できる能力を涵養する。

本ユニットは、医学教育モデル・コア・カリキュラムの「A-4-1コミュニケーション」、「A-4-2患者と医師の関係」、C-5「人の行動と心理」に該当する。


2年次では学生間の演習などを通して、傾聴することの意義、傾聴する姿勢・態度を身につける。また、他者との対立がおこる理由・背景・適切な対応方法について学修する。

【準備学修】
講義前に各講義項目に明記された教科書の頁を読んで授業に臨むこと(40分)




受講前に必要とされる知識及び技能・態度

コミュニケーションの基本的な理論と技法について理解して、人間としての感性や感受性を有しておくこと。そのために1年次の全人コミュニケーションを復習しておくこと

ユニットの評価について

●コミュニケーションは、サブ領域(全人的医療人教育Ⅱ)中の20点/100点とする。

●ユニット『コミュニケーション』の中での評価の割合は下記のようにする。

1)講義中の小テストおよび演習の中でのプロダクトおよびレポート:30%
2)MCQ+記述試験:50%(MCQ30%、記述20% 程度)
3)態度:20%(出席状況、授業中の積極性等を評価)

・小テストを行ったら、回収終了後、講義中に解説をする
・評価の開示後、3日間に限り、個別の質問を受ける。

指定教科書他

1)コミュニケーションスキル・トレーニング-患者満足度の向上と効果的な診療のために
松村 真司 (編集),箕輪 良行 (編集) 医学書院 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4260004503

2)医療現場のコミュニケーション 箕輪 良行 医学書院 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4260138604

授業日程一覧(ユニット名称:コミュニケーション) (2024年度)

コマ数形態授業タイトル
1 演習心理社会的背景への配慮
2 演習患者の要望への対応とプライバシー
3 演習医療面接演習
4 演習医療面接演習
評価全人的医療人教育2(13:00~14:30・2実)