領域名称: 全人的医療人教育2 (2025年度)

領域責任者佐々木 陽典

領域について

 本領域は本学の特徴的かつ伝統的な領域であり、本学の医療人教育の中核をなす領域群である「全人的医療人教育1~6」を構成する領域である。
 本領域はサブ領域「全人的医療人教育2」の単一サブ領域により構成される。
 このサブ領域はさらに
 ①倫理
 ②コミュニケーション
 ③プロフェッショナリズム
 の3つのユニットから構成される。
 
 ①倫理では、主に「PRプロフェッショナリズム」、「SO社会における医療の役割の理解」について、問題解決型の演習やグループワークなどを通じて学修する。
 
 ②コミュニケーションでは「CMコミュニケーション能力」、特に「IP多職種連携」のための知識・考え方・技能の修得を目指す。
 
 ③プロフェッショナリズムでは、「PRプロフェッショナリズム」、「SO社会における医療の役割の理解」に加えて、これらの時代に求められる医療人の素養として「GE総合的に患者・生活者をみる姿勢」、「LL生涯にわたって共に学ぶ姿勢」、「IP多職種連携」について学修する。

領域の評価について

 本領域を構成するサブユニットは「全人的医療人教育2」のみであり、このサブユニットの評価配分については
 ユニット名:
 ・倫理 50%
 ・コミュニケーション 20%
 ・プロフェッショナリズム 30%
 として、各ユニット毎に評価を行い、その合計を本領域全体の評価とする。

サブ領域名称: 全人的医療人教育2 (2025年度)

サブ領域責任者佐々木 陽典

サブ領域について

本サブ領域は
①倫理
②コミュニケーション
③プロフェッショナリズム
 の3つのユニットから構成される。

①倫理:
低学年から事例検討、グループワークなどを通じて「PR-01 信頼」「PRO-02思いやり」について考え、医療人として求められる「PR-03教養」を学び、事例を通じて「PR-04生命倫理」について考察して周辺知識を学修する。

②コミュニケーション:
「PR-01 信頼」「PRO-02思いやり」の涵養と並行して、「CM-01言葉遣い、態度、身だしなみ、配慮」、「CM-02患者の意思決定支援と説明」ならびに「CM-03患者や家族のニーズの把握と配慮」について学ぶ。

③プロフェッショナリズム:
葛藤を生じる事例の検討などを通じて「PR-01 信頼」「PRO-02思いやり」「PR-04生命倫理」について学修し、これからの社会に求められる医療人のあり方として「GE-01全人的視点」を涵養する。

ユニット名称:[MM991-201J]コミュニケーション(2025年度)

ユニット責任者端詰 勝敬
ユニット対象学年2 ユニット授業期間 ユニット時限数4 ユニット分類演習

ユニットについて

患者、家族、多職種を含めた医療スタッフと良好な関係を構築する上で必要なコミュニケーション能力を身につける。コミュニ―ケーションにおける最低限の知識を有したうえで実際に活用できる能力を涵養する。

本ユニットは、医学教育モデル・コア・カリキュラムの「A-4-1コミュニケーション」、「A-4-2患者と医師の関係」、C-5「人の行動と心理」に該当する。


2年次では学生間の演習などを通して、傾聴することの意義、傾聴する姿勢・態度を身につける。また、他者との対立がおこる理由・背景・適切な対応方法について学修する。

【準備学修】
講義前に各講義項目に明記された教科書の頁を読んで授業に臨むこと(40分)




受講前に必要とされる知識及び技能・態度

コミュニケーションの基本的な理論と技法について理解して、人間としての感性や感受性を有しておくこと。そのために1年次の全人コミュニケーションを復習しておくこと

ユニットの評価について

●コミュニケーションは、サブ領域(全人的医療人教育Ⅱ)中の20点/100点とする。

●ユニット『コミュニケーション』の中での評価の割合は下記のようにする。
全体の60%以上を合格基準とする。

1)講義中の小テストおよび演習の中でのプロダクトおよびレポート:30%
2)MCQ+記述試験:50%(MCQ30%、記述20% 程度)
3)態度:20%(出席状況、授業中の積極性等を評価)

・小テストを行ったら、回収終了後、講義中に解説をする
・評価の開示後、3日間に限り、個別の質問を受ける。

指定教科書他

1)コミュニケーションスキル・トレーニング-患者満足度の向上と効果的な診療のために
松村 真司 (編集),箕輪 良行 (編集) 医学書院 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4260004503

2)医療現場のコミュニケーション 箕輪 良行 医学書院 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4260138604

授業日程一覧(ユニット名称:コミュニケーション) (2025年度)

コマ数形態授業タイトル
1 演習心理社会的背景への配慮
2 演習患者の要望への対応とプライバシー
3 演習医療面接演習
4 演習医療面接演習
評価全人的医療人教育2