領域名称: 課題解決学習1 (2024年度)
領域責任者 | 内藤 拓 |
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領域について
•本領域はサブ領域「課題解決学習基礎編①」のみで構成される。•サブ領域「課題解決学習基礎編1」はユニット「PBLテュートリアルI」のみで構成される。
•本領域では少人数による能動的グループ学習を通して、将来医師あるいは医学研究者として必要とされる態度や能力の基本を修得する。
•この基本には以下の態度、能力が含まれる。
-自発的に課題を発見しようとする態度
-自学自習の態度
-他者と協働する態度
-正確な情報を得る能力
-論理的かつ批判的に思考し討論する能力
-学会発表形式でのプレゼンテーション能力
本領域はコアカリキュラム大項目のLL(生涯にわたって共に学ぶ姿勢)およびRE(科学的探究心)に関連する基盤を、実践を通して身につけることを目的とする。
領域の評価について
本領域評価は、サブ領域「課題解決学習基礎編①」のGP評価で評価する。サブ領域「課題解決学習基礎編①」のGP評価がグレードC以上(60点以上)を合格とする。サブ領域名称: 課題解決学習基礎編1 (2024年度)
サブ領域責任者 | 池﨑 章 |
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サブ領域について
本サブ領域はユニット「PBLテュートリアルI」のみで構成される。本サブ領域は医学生としての能動的な自己学修や医師として生涯学修、課題解決能力を養うための基礎的な力を養うことを目的としている。能動学習の一端として本サブ領域を積極的に学修すると、将来医師として必要な自学自修の態度、医学部での授業への自学自修の取り組み、科学的な思考力、将来必要なグループ討論能力やプレゼンテーション能力、学会発表形式での発表能力などが養われる。チーム医療を念頭とし、同級生同士で相互に教えあい、討論が行われる。この過程で、深い学修や伝えるための準備が必要であることを省察することを期待する。小人数制のグループで課題について相互に学び合う。前半では、自学自修した内容を同学年に授業する「学生授業」が行われる。後半では、2年生が学生テュータとして参加する「東邦テュートリアル」(屋根瓦式学生テュートリアル)が行われる。
サブ領域の学修目標
1) 資料を収集できる(モデル・コア・カリキュラム LL-01, RE-01, RE-03)
2) 資料を分析、学修し、その内容を授業できる(モデル・コア・カリキュラム LL-02, RE-01)
3) 課題の学修目標を設定できる(モデル・コア・カリキュラム LL-01, LL-02, RE-03)
4) 討論できる(モデル・コア・カリキュラム LL-02, RE-01, RE-03)
5) 学会形式の発表に取り組むことができる(モデル・コア・カリキュラム LL-02, RE-04)
モデル・コア・カリキュラム
LL-01 生涯学習
LL-02 医療者教育
RE-01 リサーチマインド
RE-03 研究の実践
RE-04 研究の発信
ユニット名称:[MM930-101J]PBLテュートリアルⅠ(2024年度)
ユニット責任者 | 池﨑 章 | ||||||
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ユニット対象学年 | 1 | ユニット授業期間 | ユニット時限数 | 14 | ユニット分類 | 演習 |
ユニットについて
本ユニットは能動学習の一端として、将来医師として必要な自学自修の態度、医学部での授業への自学自修の取り組み、科学的な思考力、将来必要なグループ討論能力やプレゼンテーション能力、学会発表形式での発表能力を養う機会が得られる。小人数制のグループで課題について相互に学び合う。また、討論に積極的に参加する態度を養う。前半のプログラムと後半のプログラム(東邦テュートリアル:上級生学生テュータ)に分かれる。
前半のプログラムでは、討論を深める訓練を行う。また、課題について討論し、信頼ある資料を勉強する。勉強した内容を同学年のグループメンバーに授業する(学生授業)。調べた内容について自分の言葉で説明できる必要がある。テュータは課題の内容や学生の取り組みを支援するが、特に授業前の勉強方法についてアドバイスを与える役割を担う。前半のプログラムを通して信頼のある資料とは何かを理解し、自ら資料を収集し、課題について討論できるようになる。さらに授業を経験することで資料を深く理解することができる。「自ら授業をすることがより良い学び」になる。
後半のプログラムでは、2年生が学生テュータとして参加する東邦テュートリアル形式(学生屋根瓦式テュートリアル)となる。課題について討論し、資料は全て自ら収集する。学んだ内容を同学年のグループメンバーに学生授業する。グループで討論した内容をまとめて学会形式に準じた発表会を行う。各自で作成した発表資料はレポートとして提出する。
ユニットの学修目標と達成目標
1) 信頼ある資料を収集できる(モデル・コア・カリキュラム LL-01-01, RE-01-01, RE-03-01)
2) 資料を分析、学修し、その内容を授業できる(モデル・コア・カリキュラム LL-02-01, RE-01-01)
3) 課題の学修目標を設定できる(モデル・コア・カリキュラム LL-01-01, LL-02-01, RE-03-01)
4) グループで課題について討論できる(モデル・コア・カリキュラム LL-02-01, RE-01-01, RE-03-01)
5) 学会形式の発表に取り組むことができる(モデル・コア・カリキュラム LL-02-01, RE-04-01)
モデル・コア・カリキュラム
LL-01-01 生涯学習の実践
LL-02-01 医療者教育の実践
RE-01-01 能動的姿勢
RE-03-01 問い
RE-04-01 研究発表
準備学修
事前学習として、情報の分析、必要な資料の収集、学修したことをわかりやすく伝える準備をすること。(約60分)
アクティブラーニングの要素
グループで課題について討論する。討論の活性化のためグループ内の2〜3人の少人数グループで討論を進める。
課題について内容を理解した上で同学年の学生に授業をする(学生授業)。
課題を授業できるレベルまで自修する。
課題について発表する。
受講前に必要とされる知識及び技能・態度
高校レベルの化学、生物、物理の基礎知識、及び春学期開講科目程度の基本的な化学、生物、物理、心理学の知識を要する。積極的に取り組む態度が必要である。他者の意見を聴く態度も必要である。パワーポイントの作成方法について確認すること(10分)。
ユニットの評価について
評価は、ユニット単位ではなく「サブ領域単位」である。レポート提出を合格の条件とし、未提出の場合は当該ユニット未修了となる。討論参加を20点、プレゼンテーション(学生授業を含む)を50点、レポートを10点、態度を20点で評価する。
フィードバック
評価の開示後1週間以内に、要望に応じて個別の質問が受けられる。
12〜14回の発表会の資料についてはパワーポイントの内容と形式について発表前によりよい改善のためのフィードバックがある。
プレゼンテーションについては授業時に講評する。
レポートや発表に不備がありユニットの合格基準に達しない場合は不適切な内容について指導を受けた後、
再レポートまたは再発表などの課題が課される。再課題を評価に入れる。
ただし、正当な理由無く呼び出しに応じない場合や再レポートを期限内に提出しない場合、
再発表時に発表しない場合は再課題についての評価はしない。
指定教科書他
参考書1. The ACS Style Guide: Effective Communication of Scientific Information, A.M. Coghill and L.R. Garson著, OXFORD
出版年 2006年 ISBN-13: 978-0-8412-3999-9
論文の引用方法、図表の作成方法、論文執筆に関する参考書:レポート作成の参考
授業日程一覧(ユニット名称:PBLテュートリアルⅠ) (2024年度)
コマ数 | 形態 | 授業タイトル |
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1 | 演習 | ガイダンス |
2 | 演習 | 学生授業式テュートリアル:コアタイム1 |
3 | 演習 | 学生授業式テュートリアル:コアタイム2 |
4 | 演習 | 学生授業式テュートリアル:学生授業1 |
5 | 演習 | 学生授業式テュートリアル:学生授業2 |
6 | 演習 | 学生授業式テュートリアル:学生授業3、総合討論 |
7 | 演習 | 東邦テュートリアル(学生屋根瓦式テュートリアル:上級生学生テュータ):コアタイム1 |
8 | 演習 | 東邦テュートリアル(学生屋根瓦式テュートリアル:上級生学生テュータ):コアタイム2 |
9 | 演習 | 東邦テュートリアル(学生屋根瓦式テュートリアル:上級生学生テュータ):コアタイム3 |
10 | 演習 | 東邦テュートリアル(学生屋根瓦式テュートリアル:上級生学生テュータ):コアタイム4 |
11 | 演習 | 東邦テュートリアル(学生屋根瓦式テュートリアル:上級生学生テュータ):コアタイム5 |
12 | 演習 | 東邦テュートリアル(学生屋根瓦式テュートリアル:上級生学生テュータ):発表会1 |
13 | 演習 | 東邦テュートリアル(学生屋根瓦式テュートリアル:上級生学生テュータ):発表会2 |
14 | 演習 | 東邦テュートリアル(学生屋根瓦式テュートリアル:上級生学生テュータ):発表会3 |