領域名称: 課題解決学習2 (2025年度)
領域責任者 | 本間 尚子 |
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領域について
本領域はサブ領域「課題解決学習基礎編2」のみからなり、サブ領域「課題解決学習基礎編2」はユニット「PBLテュートリアルII」のみからなる。該当する医学教育モデル・コア・カリキュラムの大項目は「LL 生涯にわたって共に学ぶ姿勢」、「RE 科学的探究」、「PS 専門知識に基づいた問題解決能力」、「IT 情報・科学技術を活かす能力」、「CM コミュニケーション能力」である。
当領域の『学修目標』は
1)生体物質の科学①~③、生体の構造1-①~③、生体の機能1ー①~③、生体の構造②、生体の機能2、病態の科学①②の既修内容を統合的に理解できる。
2)少人数グループで相互に学び合うために必要な技能を修得する。
3)情報収集能力、科学的かつ批判的な思考力、グループ討論能力やプレゼンテーション能力を実践的に会得する。
領域の評価について
領域/サブ領域が、GPA評価でグレードC以上で、この領域が合格となる。サブ領域名称: 課題解決学習基礎編2 (2025年度)
サブ領域責任者 | 本間 尚子 |
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サブ領域について
本サブ領域の目的およびユニット構成は領域の記載と同一である。学修目標は領域の記載と同一である。
該当する医学教育モデル・コア・カリキュラム中項目は「LL-01 生涯学習」、「RE-02 既知の知」、「PS-01 基礎医学」、「PS-02 人体各機関の正常構造と機能、病態、診断、治療」、「IT-01 情報・科学技術に向き合うための倫理観とルール」、「CM-01 患者に接する言葉遣い・態度・身だしなみ・配慮」である。
ユニット名称:[MM930-201J]PBLテュートリアルⅡ(2025年度)
ユニット責任者 | 本間 尚子 | ||||||
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ユニット対象学年 | 2 | ユニット授業期間 | ユニット時限数 | 14 | ユニット分類 | 演習 |
ユニットについて
本ユニットの内容は、基礎医学的内容に根差した発展的な課題を用いて行う、少人数での課題解決型学修(PBLテュートリアル)形式の演習である。『学修目標』小人数で自主的なグループワークおよびグループディスカッションで相互に学ぶ取り組みを通して、将来の医師及び医学研究者として必要な「基本的学修能力」と「協働して作業をする技能」を涵養することを目的とする。
『達成目標』
1.基本的学修能力:提示された医学的シナリオから様々な課題を抽出する能力、正確な情報を正しい情報源から収集する能力、科学的な思考力を用いてグループ内で徹底的に討論する能力、学修課題についてのプレゼンテーションを作成・発表・質疑応答したりレポートを作成する能力を会得する。
2.協働して作業をする技能:グループの中で建設的な関係を構築する技能、グループワークを通じ互いに学ぶことで多面的かつ適切に課題を検討する技能を会得する。
該当する医学教育モデル・コア・カリキュラム小項目は「LL-01-01 生涯学習の実践」、「RE-02-01 医学と医療」、「PS-01-01 生命現象の科学」、「PS-01-02 個体の構成と機能」、「PS-01-03 個体の反応」、「PS-01-04 病因と病態」、「PS-02-02 血液・造血器・リンパ系」、「PS-02-03 神経系」、「PS-02-04 皮膚系」、「PS-02-05 運動器(筋骨格)系」、「PS-02-06 循環器系」、「PS-02-07 呼吸器系」、「PS-02-08 消化器系」、「PS-02-09 腎・尿路系」、「PS-02-10 生殖器系」、「IT-01-01 情報・科学技術に向き合うための準備」、「CM-01-01 患者・家族への適切なコミュニケーションスキルの活用」である。
•本目的を効果的に推進するため、テュータは知識の供給者としてではなく、学生の自主的な取り組みの支援者として参加する。
•演習中、もしくは演習後にシナリオ作成者によるグループワークへのフィードバックや、シナリオ解説も適宜実施する。
•提示されている日程は目安であり、学修シナリオごとに詳細は異なる。
•本ユニットは特別な社会的状況が生じない限り、対面で行う。ただし学修の補助として、必要に応じ各種オンラインプラットフォームを用いる。
受講前に必要とされる知識及び技能・態度
本ユニットの受講者は、すでに履修済みの生体物質の科学①~③、生体の構造1-①~③、生体の機能1ー①~③、生体の構造②、生体の機能2、病態の科学①②の知識や考え方を理解しておくこと。準備にかかる時間は2時間である。また本ユニットを受講する上で非常に重要なのは、未履修の新しい学修課題に対して積極的・能動的に取り組む態度や、他者と協調的に建設的な議論や対話をする態度である。ユニットの評価について
•評価の内訳は、演習中(コアタイム)の評価が40%、小グループ発表会が30%、レポートが30%を占める。60点以上を合格とする。•演習中の評価対象は、技能・知識・態度である。技能:互いの意見や情報を共有・吟味・批判・同意を適切に行いつつ、建設的に議論を進める技能、知識:課題を抽出し既知内容と関連付けて統合し、かつ適切な自学自習を行えるような、知識を有効に用いる能力、態度:課題解決に向けて良好なコミュニケーションを築き、他者との学びを積極的に進める態度である。
•小グループ発表会の評価対象は、修得した知識を論理的かつ説得力を持ってプレゼンテーションする能力、他人のプレゼンテーションに対して疑問点を言語化して適切な質問を行う能力、質問者の疑問に適切に応答する能力である。
•レポートの評価対象は、学修対象に対する深く広い理解を修得する能力、およびその理解を整理してわかりやすく記載する能力である。
•フィードバックは、終了後個別に行う。
•いずれの項目においても、非協力的な態度、不正な行為、他者に対する配慮の欠如など、将来の医師としての自覚に欠ける行動については、厳格な評価の対象となる。
指定教科書他
生体物質の科学①~③、生体の構造1-①~③、生体の機能1ー①~③、生体の構造②、生体の機能2、病態の科学①②の各ユニットの教科書および参考書に準じる。授業日程一覧(ユニット名称:PBLテュートリアルⅡ) (2025年度)
コマ数 | 形態 | 授業タイトル |
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1 | 演習 | PBLテュートリアルII 討論 |
2 | 演習 | PBLテュートリアルII 資料収集&自学自修 |
3 | 演習 | PBLテュートリアルII 討論&レポート作成 |
4 | 演習 | PBLテュートリアルII 資料収集&自学自修 |
5 | 演習 | PBLテュートリアルII 討論&レポート作成 |
6 | 演習 | PBLテュートリアルII 資料収集&自学自修 |
7 | 演習 | PBLテュートリアルII 討論&レポート作成 |
8 | 演習 | PBLテュートリアルII 資料収集&自学自修 |
9 | 演習 | PBLテュートリアルII 討論&レポート作成 |
10 | 演習 | PBLテュートリアルII 資料収集&自学自修 |
11 | 演習 | PBLテュートリアルII 発表会用資料作成&レポート作成 |
12 | 演習 | PBLテュートリアルII 小グループ発表会 |
13 | 演習 | PBLテュートリアルII 小グループ発表会 |
14 | 演習 | PBLテュートリアルII シナリオ解説&レポート作成 |