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領域名称: 生体の機能2 (2021年度)

サブ領域名称: 生体の機能2 (2021年度)

ユニット名称: 高次中枢・自律機能 (2021年度)

ユニット責任者内藤 篤彦
ユニット対象学年2 ユニット授業期間2期 ユニット時限数11 ユニット分類講義

ユニットについて

【内容の紹介】
ユニット「高次中枢・自律機能」は領域『生体の機能2』、サブ領域「生体の機能2」を構成する1つとして設定される。
高次中枢・自律機能ユニットでは、ヒトで高度に発達した認知・思考・学習・記憶・言語機能に代表される高次神経機能と、動物に普遍的にみられる自律機能、摂食・飲水・性行動などの本能行動、概日リズム・意識/覚醒・睡眠などの生体リズム、情動機能の発現と作用機序について学ぶとともに、これらが障害された際の症状について理解する。(対応する医学教育モデル・コア・カリキュラム小項目:D-2-1)、D-2-3)、D-2-4))

【特別な内容】
高次・自律機能6では演習形式で形成評価を行い、講義を通じて得た内容の応用力を涵養する。
高次・自律機能11では、感覚機能異常をきたす疾患の病態生理学に関する解説を行い、生体の機能2で学修した内容と臨床医学で学修する内容との垂直統合を図る。

【ICTを活用した双方向型授業の要素】
Google classroomおよびMoodleを利用した双方向型授業を実施する。ストリームで配信されている内容および課題を確認し、学修を進めること。記述課題については「Google classroomの機能を利用して」一対一のフィードバックを行う(記述課題およびフィードバックの内容は評価に利用しない)。

【アクティブ・ラーニングの要素】
講義中に頻繁に指名し、準備学修や過去に学修した知識の確認を行う。講義への積極的な参加が求められる(積極的に参加したか否かは評価に利用しない)。
レポート課題を通じ、自ら課題に関する調査を行い、考察し、レポートとして発表する能力を養う。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

基本的に講義日の7日前までにGoogle classroomまたはMoodleで講義資料や解説動画を配信する。講義資料や解説動画を参考にしながら教科書を読み進めること(教科書を読み進めたか否かは成績評価に用いない)。
基本的に講義日の7日前までに準備学修の到達度を評価するために講義資料と同時にGoogle classroomまたはMoodleのいずれかを通じてMCQ and/or 記述の課題を配信する。講義前日までに課題を行い準備学修の到達度を確認すること(課題を通じた準備学修の到達度は評価に利用しない)。

ユニットの評価について(フィードバック含む)

ユニット「高次中枢・自律機能」の評価は、筆記試験(多肢選択式(約70%)、論述式(約30%))を通じて行う。高次中枢・自律機能の配点は筆記試験全体(70点)の約1/3の配点である。試験問題は講義の前後や講義中に課した課題に準じて出題する。講義への積極的な参加が求められる(講義に積極的に参加したか否かは成績評価に利用しない)。
レポートの評価についてはサブ領域の項目を参考にすること(配点は30点)。

指定教科書他

講義は下記の教科書をもとに構成している。自分が読みやすいと感じる1冊を選び講義の予習・復習に活用すること(教科書を購入し予習・復習に活用したかは評価に利用しない)。
【教科書】
標準生理学(第9版)小澤瀞司, 福田康一郎総編集 医学書院 2019 ISBN: 978-4-260-03429-6
カラー図解 人体の正常構造と機能 全10巻縮刷版(第4版)坂井建雄総編集 日本医事新報社 2021 ISBN: 978-4-7849-3181-1
ガイトン生理学 (原書13版) JE Hall著 石川義弘、岡村康司、尾仲達史、河野憲二総監訳 エルゼビア・ジャパン 2018 ISBN: 978-4-8603-4774-1
生理学テキスト(第8版)大地陸男著 文光堂 2017 ISBN: 978-4-8306-0229-0

下記の参考書は学生が学修を進めるため、または知識の垂直統合を実現するために有用である。現時点で購入する必要はないが、興味のある学生は参考にすること(参考書を購入し、活用したかは評価に利用しない)。
【参考書】
カンデル神経科学 金澤一郎/宮下保司【日本語版監修】MEDSi 2014 ISBN: 978-4-89592-771-0
病気がみえる 7 脳・神経 第2版 メディックメディア 2017 ISBN: 978-4-89632-686-4
診察と手技がみえる 1 第2版 古谷伸之編集 メディックメディア 2007 ISBN: 978-4-89632-212-5