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領域名称: 病態の科学 (2022年度)

サブ領域名称: 病態の科学② (2022年度)

サブ領域責任者杉山 篤

サブ領域について

病態が生ずる機序、病態の時間的空間的連鎖、それらを修飾する因子の基本的役割を修得する。

病態の科学②は、生体に対する薬物・薬剤の作用機序および動態を扱う薬理学ユニット、疾病の成り立ちを解明しようとする病理学ユニット、実際の疾患を例にとりこれらを統合して概説(微生物・感染症学、免疫学の視点も含む)する病態の科学概論ユニットの三ユニットによって構成される。

病態の科学概論の講義は、病態の科学①の前と、病態の科学②の後に行われる。

医学教育モデルコアカリキュラムとの対応:
薬理学ユニット
 C-3-3)生体と薬物
 F-2-8)薬物治療の基本原理

病理学ユニット
 C-4-2)細胞傷害・変性と細胞死
 C-4-3)代謝障害
 C-4-4)循環障害、臓器不全
 C-4-5)炎症と創傷治癒
 C-4-6)腫瘍

病態の科学概論ユニットは、具体的疾患をテーマに取り上げて、微生物・感染症学ユニット、免疫学ユニット、薬理学ユニット、病理学ユニットの4ユニットで学修する内容について1期の3コマではこれから学修する項目の俯瞰をすること、2期の7コマでは4ユニットで学修したことを自身の中で統合することを目標としているので、コアカリキュラムとの直接の関連付けはない。

サブ領域の評価について(方法、基準、配分、フィードバック)

病態の科学②の講義終了後に行うII期本試験によって評価をする。
病態の科学概論の講義は病態の科学①の前と、病態の科学②の後に行われるが、評価は病態の科学②終了時に行われる。
病態の科学概論の枠内で行われる英単語試験は、病態の科学概論ユニットの評価に加えられる。

このサブ領域のGP評価は、それぞれのユニット評価を薬理学が53点、病理学が32点、病態の科学概論が15点(講義に対する試験10%、英単語試験5%)の配点で行う。薬理学および病理学の出題形式は、多肢選択肢式1/3、論述(穴埋め問題を含む)2/3を原則とする。病態の科学概論の試験は記述試験を原則とする。

病態の科学2では、知識領域を主に評価するが、授業の進行を妨害するような行為(私語、歩き回る、など)があって、注意指導を行っても改善されない場合は、評価に加味する。
フィードバックについては各ユニット評価を参照のこと。