領域について
各ユニットに関連する病態生理、症候、診察法、検査所見、治療法について総論的な知識を踏まえたうえで、2つのユニットの各疾患の概念、分類、病因、症状、合併症、診断(検査)手順、薬物・非薬物治療法を理解し、臨床実習に向けた基礎知識の修得を達成する。学習目標の詳細は各ユニットの学修目標を参照のこと。
医学モデルコアカリキュラム(平成28年度版)のD-1,D-2,D-7,D-12,E-3, E-4の6項目に該当する。
臨床医学2の領域は
サブ領域①:消化器系、脳・神経系の病態生理、症候、診察法、検査所見、治療法について理解する。
サブ領域②:血液病学、腫瘍学、膠原病・アレルギー病学、代謝・内分泌系の病態生理、症候、診察法、検査所見、治療法について理解する。
領域の評価について
臨床医学2は「臨床医学2-①」(講義)と「臨床医学2-②」(講義)の2つのサブ領域からなる。
両方のサブ領域のGPA 評価がグレード C 以上の場合に、この領域が合格となる
サブ領域名称: 臨床医学2-② (2022年度)
サブ領域について
臨床医学2-②領域は、臨床医学Ⅱのサブ領域である。
臨床医学2-②サブ領域は、血液学(D-1)、腫瘍学(E-3)、膠原病・アレルギー病学(E-4)、代謝内分泌学(D-12)の4つのユニットで構成される。
各ユニットに関連する病態生理、症候、診察法、検査所見、治療法について総論的な知識を踏まえたうえで、4つのユニットの各疾患の概念、分類、病因、症状、合併症、診断(検査)手順、薬物・非薬物治療法を理解し、臨床実習に向けた基礎知識の修得を達成する。学習目標の詳細は各ユニットの学修目標を参照のこと。
サブ領域の評価について(方法、基準、配分、フィードバック)
Ⅱ期末に実施される試験において、臨床医学2-②(血液学、腫瘍学、膠原病・アレルギー病学、代謝内分泌学)
サブ領域の評価判定は100点満点の評価で行い、グレードC以上(60点以上)を合格とする。試験方法はおおよそ筆記試験が70%選択問題30%程度とする。サブ領域の最終GP評価は、各ユニットの評価を勘案した総合判定とする。レベルD判定(6割未満)のユニット評価が1つあっても、サブ領域のGP評価がグレードCの場合には、サブ領域の最終評価は合格と判定する。一方、ユニット評価において、レベルD評価(6割未満)が2つあったり、レベルF判定(4割未満)が1つでも下れば、サブ領域は不合格(グレードD以下)判定となる。
受験資格は、全講義回数の2/3以上の出席とする。不合格者は、ユニット単位ではなくサブ領域単位で本試験・再試験等を受験する。具体的には、1つのユニットの成績がレベルC(6割以上)であっても、サブ領域評価がグレードD(60点未満)の場合はサブ領域の再試験を受験しなければならない。また、レベルF(4割未満)のユニットがあった場合にも、サブ領域の最終評価は不合格となり、再試験を受験しなければならない。サブ領域の再試験不合格者は、最終試験を受験することができる。但し、再試験で不合格となったサブ領域数が1年次の総サブ領域数の30%を超える場合には、すべての最終試験の受験資格を失い、留年が決定することとなる。追試験は病気、事故、その他やむを得ない理由により本試験に欠席した者を対象に行うもので、所定の手続きを必要とする。尚、再試験の追試験および追試験の再試験は行わない。本試験および再試験はⅡ期末に実施する。再試験不合格者に対する最終試験は年度末に実施する。
「臨床医学2ー②」のサブ領域試験の試験形式は、論述式・多肢選択式の筆記試験で行い、各ユニットの配点比率を血液学22%、腫瘍学21%、膠原病・アレルギー病26%、代謝内分泌学31%とし合計100点満点とする。 論述式と多肢選択式の配転比率はおよそ20-30%および70-80%程度であるが各ユニットにより多少の比率変更は生じる(ユニットの評価を参照)。試験結果はサブ領域全体で評価し、各ユニット別の評価はフィードバックしない。