領域について
<臨床医学3について>
・小児科学ユニットのみからなるサブ領域「臨床医学3−①」(医学教育モデル・コア・カリキュラム E-7)
・臨床遺伝学、産婦人科学、泌尿器科学の3つのユニットからなるサブ領域「臨床医学3−②」(医学教育モデル・コア・カリキュラム D-8,D-9,D-10,E-1)
のふたつのサブ領域からなる。
泌尿生殖器に関わる項目、周産期・小児に関わる項目、臨床遺伝学に関わる項目の3項目を含む。
<学修目標>
2つのサブ領域の各ユニットに関連する病態生理、症候、診察法、検査所見、治療法について総論的な知識を修得する。
その上で、各ユニットの各疾患の概念、分類、病因、症状、合併症、診断法、治療法を理解し、臨床実習に向けた基礎知識の修得を達成する。学習目標の詳細は各ユニットの学修目標を参照のこと。
領域の評価について
表記は、合格もしくは不合格のみである。
合格基準は、臨床医学3-①、3-②の二つのサブ領域に合格していること(全サブ領域の評価がC以上であること)。
GPA評価は、各サブ領域毎に行う。
サブ領域名称: 臨床医学3-① (2022年度)
サブ領域について
医学教育モデル・コア・カリキュラム中項目:E-7 成長と発達
近年の小児科学には、疾病の治療や予防だけでなく小児の健全育成への積極的関与の社会的要請が強い。小児科学は、発達小児科学と小児病態学に分けられる。前者は小児の成長発達の年齢的傾向を明らかにし、児童の健全育成を取り扱う。後者は小児病学とも呼ばれ、疾病の診断と治療を取り扱う。
講義では、基礎医学と内科学等で学んだ病態学を基礎にして、小児の成長と小児特有の病態や疾患について学ぶ。
さらに小児によくみられる症候から診断へのProblem Oriented Systemによる病態評価と診断組み立ての考え方と、そのProblem Oriented Medical Recordでの記載方法を理解する。
講義は小児内科領域、新生児領域、小児外科領域から構成する。これら3領域の疾患は互いに関連し、連続的な病態である。
サブ領域の評価について(方法、基準、配分、フィードバック)
臨床医学3-①は小児科のみで構成される。講義は44コマ(小児科・新生児・小児外科に加え中間試験4回)で構成する。試験問題数は、授業コマ数に関わらず、疾患や病態の頻度重要度により決める。目安は小児科70% 新生児20% 小児外科疾患10% 程度である。サブ領域(小児科学ユニット)試験はそれぞれの領域を同時に試験し、合計点を算出する。
評価判定は100点満点の評価で行い、グレードC以上(60点以上)を合格とする。受験資格はサブ領域の全講義回数の2/3以上の出席とする。試験はいわゆる穴埋めを含む記述式2/3以上の配点とする。