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領域名称: 生体物質の科学 (2022年度)

サブ領域名称: 生体物質の科学① (2022年度)

サブ領域責任者池﨑 章

サブ領域について

サブ領域「生体物質の科学①」は1)生体無機化学、2)生体有機化学I、3)遺伝生化学Iの3ユニットで構成される。

各ユニットの学修目標
1)生体無機化学ユニット
入学直後に行われる授業のため、高校と大学を架け渡す内容を学修し、各項目を学修する。
医学で必要な基本的な単位を正しく用いることができる。物質を構成する原子の基本的な性質から医学や医学を学修する上で重要な気体の溶解、浸透圧、化学的熱力学、酸化還元、緩衝作用などを定量的に説明できる。
2)生体有機化学Iユニット
入学直後に行われる授業のため、高校と大学を架け渡す内容を学修し、各項目を学修する。
有機化合物の構造式を正しく記載できる。化学結合の原理や有機化合物の生成を説明できる。炭化水素の構造と性質を説明できる。立体異性体の基本的事項を説明することができる。
3)遺伝生化学Iユニット
医学を理解する上で必要な基本的概念である遺伝学の基礎を学修する。
遺伝学の物質的基盤であるゲノム・遺伝子・染色体・核酸の構造を説明できる。DNAに収められた遺伝情報がRNAを経てタンパク質として発現する機構と、遺伝情報を正確に維持するためのDNA修復機構を説明できる。

モデル・コア・カリキュラム
1) 生体無機化学 A-8 科学的探求、C-2 個体の構成と機能
2) 生体有機化学I A-8 科学的探求、C-2 個体の構成と機能
3) 遺伝生化学I C-1 生命現象の科学、C-4 病因と病態、E-1 遺伝医療・ゲノム医療

サブ領域の評価について(方法、基準、配分、フィードバック)

サブ領域「生体物質の科学①」の評価判定は100点満点の評価で行い、グレードC以上(60点以上)を合格とする。サブ領域の最終GP評価は、各ユニットの評価を勘案した総合判定とする。グレードF判定(6割未満)のユニット評価が1つあっても、サブ領域のGP評価がグレードCの場合には、サブ領域の最終評価は合格と判定する。ただし、ユニットにF-がある場合は、60点以上であっても不合格となる。また、グレードF判定以下が2ユニット以上にある場合は、60点以上であっても不合格となる。
 受験資格は、サブ領域の全講義回数の2/3以上の出席とする。不合格者は、ユニット単位ではなくサブ領域単位で本試験・再試験等を受験する。
 試験は、記述式2/3以上、多肢選択式を1/3以下の配点とし、ユニット間の配点比率は、ユニット「生体無機化学」を40%、ユニット「生体有機化学I」を30%、ユニット「遺伝生化学I」を30%とする。
試験後、指定された日に直接フィードバックまたは、教育ポータルなどで試験の講評を行う。