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領域名称: 臨床医学5 (2022年度)

サブ領域名称: 臨床医学5 (2022年度)

サブ領域責任者五味 達哉

サブ領域について

領域「臨床医学5」は、サブ領域「臨床医学5」からなる。

全診療科・全診療領域に関わるサブ領域「臨床医学5」は、「放射線医学」「中毒・救急医学」「麻酔・集中治療学」の3つのユニットで構成される。

学修目標1-① 基礎で学習した生体の構造、生体の機能、病態の科学、臨床医学入門、医用理工学2を理解する.D

学修目標1-② 1-①を踏まえた上で病態生理、症候学、診察法、検査所見、治療法について総合的な知識を習得する.E

学修目標1-③ 1-②を踏まえた上で3つのユニットの診断、検査、薬物の相互作用,薬物治療、放射線治療、外科治療を理解し、臨床実習に向けた基礎知識の習得を達成する F


各ユニットの学修目標は以下である.

中毒・救急医学
1.我が国の救急医療体制を説明できる(F-2)。
2.救急医療の現場で行われる救急救命処置を説明できる(F-2)。
3.意識障害の成因、原因疾患の鑑別、初期治療を説明できる(D-2, F-1)。
4.ショックの原因疾患の診断と鑑別、初期治療を説明できる(F-1)。
5.心血管疾患の診断と鑑別、初期治療を説明できる(D-5, F-1)。
6.呼吸困難の原因疾患の診断と鑑別、初期治療を説明できる(D-6, F-1)。
7.急性腹症の鑑別診断と初期治療、緊急手術の適応を説明できる(D-7, F-1)。
8.頭部外傷診断に必要な画像検査を選択でき、症状、初期治療について説明できる(F-1, F-2)。
9.胸部外傷診断に必要な画像検査を選択でき、症状、初期治療について説明できる(F-1, F-2)。
10.腹部外傷診断に必要な画像検査を選択でき、症状、初期治療について説明できる(F-1, F-2)。
11.多発外傷の病態、症状を説明でき、治療優先順位を指摘できる(F-1)。
12.小児の救急疾患を指摘でき、小児特有の初期治療について説明できる(F-1)。
13.重症熱傷の重症度を評価でき、重症度に対応した初期治療を説明できる(F-1)。
14.中毒症の原因物質と症状を説明でき、初期治療を説明できる(E-5, F-1)。
15.環境因子による疾患による病態、初期治療を説明できる(F-1)。
16.災害医療と我が国の災害医療体制を理解して、説明できる(F-2)。


麻酔・集中治療学
1.麻酔時の臨床生理を理解する(F-2)。
2.各人工呼吸モードを理解する(F-2)。
3.侵襲的手技の基本を理解する(F-2)。


放射線医学
1. 臓器ごとに各種画像診断方法の適応と限界を説明できる(E-6, F-2)。
2. 核医学の基礎について説明できる(E-6, F-2)。
3. IVRの適応について説明できる(E-6, F-2)。
4. 放射線治療において有効な疾患、照射方法、総線量を理解し説明できる(E-6, F-2)。

サブ領域の評価について(方法、基準、配分、フィードバック)

試験において、「臨床医学5」全体でグレードC以上(60%点以上)をもって合格とする。
個々のユニット毎に評価(試験)は行わない。 サブ領域の最終GP評価は、各ユニットの評価を勘案した総合判定とする。グレードD判定(6割未満)のユニット評価が1つあっても、サブ領域のGP評価がグレードCの場合には、サブ領域の最終評価は合格と判定する。ただし、ユニットにFがある場合は、60点以上であっても不合格となる。
不合格となった場合は再試験を学期末、最終試験を年度末に実施する(本試験 ⇨ 再試験 ⇨ 最終試験)。
配分:放射線医学 45%、中毒・救急医学25%、麻酔・集中治療30% とする。
試験の種類(論述式,多肢選択式)またその配点比率および試験結果のフィードバック方法はユニットの評価で記載する.
受験資格は、サブ領域の全講義回数の2/3以上の出席とする。