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領域名称: 社会医学1 (2022年度)

サブ領域名称: 社会医学1-② (2022年度)

サブ領域責任者黒﨑 久仁彦

サブ領域について

 社会医学1-②(サブ領域)では、法医学について学修する(B-2、E-9)。
 法医学とは、医学的解明、助言を必要とする法律上の条件、事項について科学的かつ公正な医学的判断を下すことによって、個人の基本的人権の擁護、公共の福祉の維持に寄与する医学である。したがって、法医学の領域は極めて広範囲にわたり、従来の犯罪死体を中心として取り扱う医学から医学と法学との両領域にまたがる医学として存在している。脳死問題、安楽死問題、癌の告知、医事紛争など過去の医師には想像できなかったであろう諸問題について医師が直面し、医師自身では解決不可能な時代になっており、法律家、宗教家、哲学者などと共に問題を解決しなければならないのが現状である。したがって、これら諸問題に直面したときに、解決の緒を見いだせるような医学的基礎を身につけておかねばならない。これらの医学的基礎知識が法医学によるものである。

サブ領域の評価について(方法、基準、配分、フィードバック)

試験帯に客観試験:MCQ(配点原則90%),論述形式(配点原則10%)を実施する。追再試は1回のみ行う。
 
サブ領域(ユニット)の評価が可(グレードC)以上の場合を合格とする。
サブ領域(ユニット)の評価が不可(グレードDまたはF)の場合を不合格とする。

試験の設問や採点内容について質問や異議がある場合は、申し出により個人面談を行うことで対応する。