領域名称: 臨床医学8 (2023年度)

領域責任者藤井 毅郎

領域について

 4年次に始まる臨床実習、5年次に始まる診療参加型実習が円滑に進むために、必要な推論能力、医学的知識、診療技能・態度を修得する。具体的には、チュータによるタスクトレーニングにおいて診療技能や態度を修得し、また、シナリオトレーニングにおいて必要な推論能力や医学的知識を修得する。
 
 医学教育モデル・コア・カリキュラム大項目:F
 
 
 サブ領域ー臨床実習開始前に、学生が卒業時の目標をめざして診察や実技等に関する基本知識を修得し、シミュレータ、模擬患者、学生同士の相互実習(模擬診療)などにより、診療技能を修得する。
 
 

領域の評価について

 臨床実習入門、臨床検査・生理機能検査実習・シミュレーション実習を1対2で評価する。
 その領域に属するすべてのサブ領域が、GPA評価のグレードC以上で、本領域が合格となる。
 臨床検査・生理機能検査実習・シミュレーション実習の評価配分はユニットに別途記載する。

サブ領域名称: 臨床医学8 (2023年度)

サブ領域責任者藤井 毅郎

サブ領域について

このサブ領域は、臨床実習入門、臨床検査・生理機能検査実習、シミュレーション実習から構成されている。
4年次に始まる臨床実習、5年次に始まる診療参加型実習が円滑に進むために必要な知識・技能・態度を修得することを目的としている。

臨床実習入門の学修目標:患者を中心として展開される医療の現場・実際を体験しながら、1)多職種との連携・視点の違い、2)医療安全の文化、3)患者・家族との対応法、4)診療行為(検査・手術など)の実際、5)各医療関係者がどのように関わり責務を果たしているのか、などを見て学ぶことが求められている。臨床現場に出る前に基礎知識を学び、医療現場で積極的に学ぼうとする姿勢を身に付けてほしい。(医学教育モデル・コア・カリキュラム中項目: F-3)

臨床検査・生理機能検査実習・シミュレーション実習の学修目標:臨床実習開始前に、学生が卒業時の目標をめざして診察や実技等に関する基本知識を修得し、シミュレータ、模擬患者、学生同士の相互実習(模擬診療)などにより、診療技能を修得する。(医学教育モデル・コア・カリキュラム中項目:F-3)

シミュレーション実習前には、教育ポータルにアップされている準備学修資料に必ず目を通しておくこと。
資料内容から当日の実習前に形成評価として小テストを行い、総括評価としては診療参加型実習において適切な手技を修得している場合にチュータが㊜と評価する。



サブ領域の評価について(方法、基準、配分、フィードバック)

臨床実習入門、臨床検査・生理機能検査実習・シミュレーション実習を1対2(コマ数は30対60)で評価する。

臨床実習入門:最終日に行われる白衣授与式において学年代表者が「誓いの言葉」を読み上げるが、全員が臨床実習に臨むにあたっての決意として、1000字程度の「誓いの言葉」を作成して討論する。教員を交えた討論の場において多くの学びがあり、フィードバックを受けることとなる。学生の「誓いの言葉」の評価を、2名の教員が共通のルーブリック評価表を用いて行う。
また医学情報検索および電子カルテの講義終了後に知識を確認する小テストを行い、「誓いの言葉」の評価と医学情報検索および電子カルテの知識評価の平均点を10点満点として、臨床医学8の総得点の1/10として評価する。

臨床検査・生理機能検査実習とシミュレーション実習の2つのユニットのそれぞれの評価配分とその評価方法は各ユニットに別途記載する。評価は、実習中における時間厳守に対する態度、積極性に関する実習中の態度、協調性に関する実習中の態度、予習に関する評価(理論に関連した背景と実践に関連した背景)を対象とする。

課題に対するフィードバック
小テストを行った場合、演習の最終日に模範解答を提示する。
演習中に、相互評価と講評を行う。