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コース名称: 医学教養 (2022年度)

科目名称: 医学教養Ⅴ (2022年度)

科目責任者武井 義則、中瀬古 寛子
科目対象学年3 科目授業期間春学期 科目時限数15 科目分類演習

科目について

脳の機能に関連した新知見が日々発表される一方で、脳研究は未だ不明な点を多く抱えている。本演習は、脳の機能についての通説が科学的に正しいのかを検証 する事を通じて、基礎研究に必要な情報収集能力や洞察力を磨くことを目的とする。例えば、「ヒトの脳機能は老化するのか?」などの題材を提示するので、そ れに関する原著論文を探し出し、それらを読み進め、何が科学的に明らかで、何が不明なのかを見出し、一般に流布されている通説は正しいのかを検証してもら う(A-2-1、A-2-2、A-9-1)。
題材についてのリクエストがあれば対応する。 各演習中に提示した課題に関するレポート作成が予習・復習に相当する。必要な時間の目安は2時間程度である。
学生が準備した事前課題をもとに進めるアクティブラーニングの型式を取る。また討論を中心とした双方向型講義の形態をとる。 ICTの活用としてGoogle classroom、Moodleを介した、資料の配信やレポートの回収を行う。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

脳構造の簡単な知識と細胞生物学、生化学の基本的な知識を習得している事。特に「生体の機能2」を復習しておく事(2−3時間)。演習形式であるので、積極 的に学び、自分の考えを発表する態度を期待する。

科目の評価について

演習への参加態度、例えば、積極的に調査し発言するなど:50%、
講義ごとに指示される課題レポート:50% (提出されたレポートは演習内で公開し、その内容を基に議論を進める)
GPA評価でグレードC以上で、この科目が合格となる。
課題(レポートや試験)に対するフィードバックは演習時間内に行う。

指定教科書他

原著論文を検索して使用するので、特にない