科目名称:[MM655-101J]医学教養Ⅷ(2023年度)

科目責任者田中 耕一郎
科目対象学年1~3 科目授業期間春・秋学期 科目時限数15 科目分類講義

科目について

東洋医学は、現代の臨床でも非常に有効です。医師の80%以上が漢方処方の経験がある現在では、東洋医学の基本事項を学び、習熟しておくことは不可欠と考えます。現代の医学とは医学知識の体系は異なりますが、同じ人間の病態を観ているので、二つの異なる医学体系を学ぶことは、人間の病理を理解し、診療の深みを出すのに役立ちます。
また、現代医学を学ぼうと志す皆さんであれば、東洋医学を学び、理解し、習熟することには全く問題ありません。
是非興味のある方を歓迎します。

また、将来、自分自身の健康を守るためにも、支えになってくれる医学です。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

特別な技能は特に指定しません。
双方向の体験型授業(実際の生薬の観察、試飲、鍼灸、太極拳)もあるため積極的な態度を望みます。

必要に応じ、動画、ICTを用いた講義内の問題演習を行います。

科目の評価について

GPA評価のグレードC以上を合格とする。
各講義での課題(筆記)+口頭試問 20%
最終テスト(筆記試験)20%
レポート 60%

レポートによる出席の補填は行いません。

最終テスト(筆記試験)受験要件
2/3以上の出席(開始20分以降の入室は出席扱いにできません。)
中間評価(口頭試問とそれに対してのフィードバックを行う。)、鍼灸、太極拳の最終の筆記テストの出席と課題提出は必須

指定教科書他

教科書 
田中耕一郎、奈良和彦、千葉浩輝、板倉英俊、臨床漢方治療学、共立出版 2019 ISBN 4320061934
田中耕一郎 編著:生薬と漢方薬の事典,日本文芸社,2020 ISBN 4537217804

参考書 原島広至:生薬単 語源から覚える植物学・生薬名単語集,株式会社エヌ・ティー・エス ISBN 486043398X

授業日程一覧(ユニット名称:医学教養Ⅷ) (2023年度)

コマ数形態授業タイトル
1 講義導入ガイダンスと附子、肉桂(桂皮):身体を温め、鎮痛作用のある生薬
2 講義ペインクリニックと漢方
3 講義人参、黄耆:だるさ、疲れ、倦怠感を取る作用のある生薬 
4 講義麻黄:感冒、花粉症などに用いられる生薬 
5 講義当帰、芍薬:婦人科、月経の調整に用いられる生薬① 
6 講義桃仁、牡丹皮:婦人科、月経の調整に用いられる生薬②   
7 講義柴胡、甘草:精神症状の緩和に用いられる生薬  
8 講義漢方医学の歴史
9 講義1-8の講義の基本的知識の確認
10 講義鍼灸(座学・実地演習)
11 講義鍼灸(座学・実地演習)
12 講義太極拳(座学・実地演習)
13 講義季節の養生法 気象病との関連  
14 講義生薬(講義・実習)  
15 講義総括 筆記テスト(最終評価)  
コマ数形態授業タイトル
1 講義導入ガイダンスと附子、肉桂(桂皮):身体を温め、鎮痛作用のある生薬
2 講義ペインクリニックと漢方
3 講義麻黄:感冒、花粉症などに用いられる生薬 
4 講義人参、黄耆:だるさ、疲れ、倦怠感を取る作用のある生薬   
5 講義当帰、芍薬:婦人科、月経の調整に用いられる生薬① 
6 講義桃仁、牡丹皮:婦人科、月経の調整に用いられる生薬②
7 講義柴胡、甘草:精神症状の緩和に用いられる生薬
8 講義漢方の歴史
9 講義1-8の講義の基本的知識の確認
10 講義季節の養生法 気象病との関連
11 講義鍼灸(座学・実地演習)
12 講義鍼灸(実地演習)
13 講義太極拳(実地演習)
14 講義生薬(講義・実習)
15 講義総括 筆記テスト(最終評価)