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コース名称: 短期集中講座 (2022年度)

科目名称: チーム医療演習 (2022年度)

科目責任者松尾和廣、田中美穂
科目対象学年2~3 科目授業期間春学期 科目時限数15 科目分類演習

科目について

近年、医療を取り巻く環境は、高齢社会、医療費抑制、専門分化などにより大きく変化してきました。また、日々医療が高度化し、医療従事者はこれまでとは比較にならないほど専門知識が必要とされています。さらに在院日数の短縮に伴い業務量が増大しています。したがって、ひとりの患者に対して医療従事者がそれぞれの専門知識や医療技術を集結し、診療に活かす時代となっています。すなわち、患者を中心としたチーム医療が必要となっています。チーム医療に関する教育には現場でのOJT(On the Job Training)だけではなく、卒前教育においても多職種連携を想定した学習が求められています。本科目では東邦大学全学部の学生が医療現場での事象を共通テーマとし、ワークショップ形式でそれらの事象の理解や問題の予防策ならびに解決策・対応策の具体的な提案を作成することにより、チーム医療を実践的に学びます。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

チーム医療の文言の意味,意義について調査し予習しておく、具体的には、演習に参加する前に医療における医師および他職種(薬剤師、看護師、臨床検査技師、保健師、社会福祉⼠、理学療法⼠、作業療法⼠、放射線技師、管理栄養⼠など)の業務・役割、チームメンバーに求められる技能・態度について調査しておくこと。
当日配布された資料を参考に復習を行い、演習終了後にレポートを作成し提出する(評価に含まれる)。
予習には1時間、復習には1時間以上を要する。(授業時間外学習30時間)

科目の評価について

学習活動(40%)、グループワークおよびプレゼンテーション(40%)、個人レポート(20%)から総合的に評価する。
多職種連携チーム医療およびチーム医療事例解析等の演習終了後、教員および医療に従事しているそれぞれの専門職種の立場からフィードバックを行う。

指定教科書他

なし。