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領域名称: 英語3 (2022年度)

サブ領域名称: 英語3 (2022年度)

ユニット名称: 臨床医学英語Ⅰ (2022年度)

ユニット責任者佐々木 大介
ユニット対象学年3 ユニット授業期間講義 ユニット時限数30 ユニット分類講義

ユニットについて

M3における臨床医学英語Iの到達目標は、知識面としては
1)医学英語を学修するにあたり必要な語彙力、
2)内科学を中心とする臨床医学の英語で記載された教科書が理解できるようになること、の2点である。

技能および態度面としては
3)英語を用いた医療面接の流れを理解し、模擬的に実行できるようになること、
4)各領域における代表的な疾患について、現症から想起される病態に関連した問いかけが考えられるようになること、の2点である。


受講前に必要とされる知識及び技能・態度

履修の前提として、M1およびM2で履修した医学英語の知識、解剖学・生理学・病理学をはじめとする基礎医学および臨床医学I(循環器学・呼吸器学・腎内科学)の知識が必要である。各々の単元に際して、日本語での1時間の予習と、英語での1時間の復習を要する。

ユニットの評価について(フィードバック含む)

臨床医学英語Iでは、語彙力および読解力としての知識に加えて、後半では英語を用いた基本的な病歴聴取技能と患者への傾聴といった適切な態度が要求される。
知識の評価は講義のポストテストと試験期間の筆記試験で、技能と態度の評価は講義内に担当教員が行う。

筆記試験は、穴埋め問題、matching question、comprehension testなどの記述形式と、MCQ形式にて行う。
筆記試験は50点分で、I期終了後の7月と、III期終了後の2月に行う。(II期終了時には試験を行わない。)
I期試験は前半(I期)12時限分に相当しに20点分、III期試験は後半(II-III期)18時限分に相当し30点分に換算する。

講義内評価は、
(1)講義後で行われるポストテストは全て合算し、25点分に換算する。
(2)医師-患者のロールプレイを学生同士で行い、教員が評価しすべて合算して25点満点に換算する。
講義内評価とポストテストは各講義で完結するため、再評価は不能である。また授業の欠席は自動的に無評価となるため、積極的な講義参加が必要となる。

筆記試験と講義内評価を合算し60点以上を取得した学生を合格とする。
合算し60点未満の場合は、筆記試験全範囲分の再試験および最終試験を受験する。
したがって講義内評価が不良である場合は、合格できない可能性があるので注意すること。

I期試験を受験するためには、I期の講義において2/3以上(8時限)の出席を要する。
III期試験を受験するためには、II-III期の講義において2/3以上(12時限)の出席を要する。
また全体を通して出席が2/3未満(20時限)の学生はIII期試験の受験資格がなくなり、未履修となる。

指定教科書他

Chabner, Davi-Ellen (2018). Medical Terminology: A Short Course, 8th Edition. St. Louis: Elsevier. ISBN: 978-0-323-44492-7.

テキストは M4 まで使用し、授業内の活動において必須であるため、必ず購入すること。教科書を不携帯の場合、授業での不利益(授業内評価に影響が出る場合もある)を被ることがあるので、注意をすること。

注:本書籍に関しては新しい版が出版され、現在は下級生が使用しているが、1年次に購入した 8th edition を引き続き使用する。