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領域名称: 臨床医学4 (2022年度)

サブ領域名称: 臨床医学4 (2022年度)

ユニット名称: 眼科学 (2022年度)

ユニット責任者堀 裕一
ユニット対象学年3 ユニット授業期間 ユニット時限数11 ユニット分類講義

ユニットについて

眼科学を学び始める学生が視機能について理解するために必要な基礎的知識を習得し、様々な視覚現象を理論的に考える力を身につけることを目標とする。。本科目においては、眼科学の基礎から他科目に通じる応用までを系統的に学ぶとともに、代表的眼科疾患の成因・病態・症状・診断・治療および予後について学習する。
 眼はきわめて微細な構造をして精密な機能を有する器官であることを認識し、眼科固有の疾患および他臓器と関連する眼疾患を理解する。なお、特に眼科においては、視能訓練士が行う特殊な検査が多いという特殊性がある。したがって眼科の学習は、眼疾患とその治療に関する知識を得るにとどまらず、視機能検査に関する技能についても理解する。また、視覚障碍を持つ患者さんの立場、状況を認識する。
 眼科学の知識と技能の修得のみならず、医学を学んでゆく態度および習慣、さらには文章をまとめ上げる力、講義に積極的に参加する態度も習得していただく。

本ユニットは、医学教育モデル・コア・カリキュラムの以下に該当する。
D人体各器官の正常構造と機能、病態、診断、治療
・D-13 眼・視覚系
 ・D-13-1)構造と機能
 ・D-13-2)診断と検査の基本
 ・D-13-3)症候
 ・D-13-4)疾患

準備学修は、講義聴講前に各講義項目に記載された教科書(現代の眼科学 改訂13版 吉田晃敏・谷原秀信編(金原出版))の対応ページを読んで理解しておく。(30~60分)また、必要に応じて参考書(病気がみえる12 眼科 Medic Media)を使用し、画像や図の理解に努める。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

受講に先立ち、眼の構造と機能について以下の十分な知識を習得し説明できるようにしておく。
①眼球と付属器のおおまかな構造を説明できる。
②視覚情報の受容のしくみと伝導路(角膜→網膜から大脳までの道筋)を説明できる。
③代表的な眼疾患(白内障、緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性)についてその病態を簡単に説明できる

ユニットの評価について(フィードバック含む)

ユニット単独での合否判定は行わず、サブ領域「臨床医学4」として判定する。
サブ領域「臨床医学4」における眼科学の配分は、20%となっている。
ユニットの評価は、多肢選択式・記述式の筆記試験の点数に基づいて行う。
試験に対しては、試験問題は持ち帰りを可としているが、眼科学単独での試験解説や講評は行わない。

指定教科書他

教科書:現代の眼科学「改定第13版」 吉田晃敏、谷原秀信 編集(金原出版)

参考書:病気がみえる12 眼科(Medic Media)