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領域名称: 臨床病理学2 (2022年度)

サブ領域名称: 臨床病理学2 (2022年度)

ユニット名称: 臨床病理学Ⅱ (2022年度)

ユニット責任者渋谷 和俊
ユニット対象学年3 ユニット授業期間 ユニット時限数30 ユニット分類演習

ユニットについて

神経系、消化器系(消化管および肝胆膵)、骨軟部、造血器系、生殖器系および泌尿器系における代表的疾患の病態を構造および機能の両面より理解する。◎:F-2-4、○:E-2,3,4,5

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

演習を行う器官・系統の正常構造を理解しておくこと(15分)
顕微鏡の適切な使用方法を身につけていること
自学自修の態度を欠かさずに演習時間内で観察したことを客観的に分析・記録する姿勢を持つこと

ユニットの評価について(フィードバック含む)

1.演習時評価:演習中の態度および技能、ならびに演習終了時に事前学修、スケッチ内容、チェックポイントなどについて評価を行う。
2.科目試験:神経、消化管腫瘍、消化管炎症、肝胆膵、軟部、骨、血液、胚細胞腫瘍、泌尿器科、産婦人科の10項目についての知識を問うためコンピュータを利用した客観式試験(WBT式客観試験)を行う。この試験には演習時の講義内容、疾患の肉眼像、組織像の画像を含み、各項目を10%配分として出題する。
3.科目試験は、I期とIII期の終了時に行う。
4.各科目試験の受験資格は規定(4/5以上の出席)を満たすもののみとする。
5.演習時評価(20%)、WBT式客観試験の成績(2回あわせて80%)を合わせて100点満点による評価とし、Grade C以上を合格とする。
6.再試験はIII期本試験終了後の1回のみとする。I期終了時の再試験は行わず、再試験は10項目すべてが出題範囲となる。

指定教科書他

以下に紹介する教科書の中で、1を指定教科書とする。2以降は参考図書。
1.豊國、高橋監訳 ロビンス 基礎病理学 原書第10版、エルゼビア・ジャパン、東京、2018(カラーの写真や理解に役立つ多数の図譜が掲載されています。また、最新の知見を取り入れて病態に重点を置いた疾患解説がなされており、初学者からレジデントまで役に立つ名著です。さらに購入者はURLから資格資料を入手することが可能なことも魅力です。)
2.坂本、北川、仁木編 標準病理学 第5版:医学書院、東京、2015
3. 深山、小田、坂本他 編 組織病理アトラス 第6版:文光堂、東京、2015
4. 深山編 病理組織マップ&ガイド:文光堂、2014
5.坂本、北川、菅野著 組織病理カラーアトラス 第2版:医学書院、東京、2015
6. Kumar, Abbas, Aster; Robbins Basic Pathology 10th Edition: Saunders/ Elsevier, Philadelphia, 2018
7. Klatt; Robbins and Cotran Atlas of Pathology 2nd Edition: Saunders/ Elsevier, Philadelphia, 2010
8. Davi-Ellen Chabner; Medical Terminology, A short course, 7th Edition: Elsevier, 2015(M1の医学英語入門およびM2の基礎医学英語で使用した教科書。基本的な病名は英語でも知っておく必要があるため、適宜参照する。)