東邦大学医学部 教育ポータル

領域名称: 生体物質の科学 (2022年度)

サブ領域名称: 生体物質の科学③ (2022年度)

ユニット名称: 代謝生化学Ⅱ (2022年度)

ユニット責任者中野 裕康
ユニット対象学年1 ユニット授業期間3期 ユニット時限数8 ユニット分類講義

ユニットについて

代謝生化学Iに引き続き、生体物質の代謝(C-2-5、C-4-2、C-4-3)について学ぶ。代謝生化学IIでは、タンパク質の合成・分解、アミノ酸代謝、様々な代謝に補酵素として関与するビタミンの役割を理解し習得する。さらにヘム・ポルフィリンの代謝や酸化ストレスについて理解する。また細胞障害の病因や形態について理解し、様々な代謝障害について学ぶ。さらに、これまでに学んだ糖代謝・脂質代謝・アミノ酸代謝を総合的に理解し、これから学ぶことになる病気の根底にある病態を理解するための基礎知識を固めることを目的とする。
可能な限り授業中にgoogle formを用いて小テストを行い、採点結果をfeedbackする。次回授業までにGoogle classroomに解説を掲示する。
当日の授業内容に該当する箇所を、教科書「カラーイラストで学ぶ生化学」を読み、事前学修してくることが望ましい。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

高校レベルの化学や生物の基礎知識を必要とする。授業出席と真剣な参加態度を必須とする。

ユニットの評価について(フィードバック含む)

本ユニットの評価は、第III期末の試験帯に行われるサブ領域「生体物質の科学③」の試験として行う。「代謝生化学II」と「遺伝生化学II」とを一緒に筆記試験を行い、本ユニットの得点配分は60点である。定期試験(記述2/3、MCQ1/3)を90%、小テスト10%として、ユニットの評価を行う。原則として可(レベルC)以上を合格基準とする。「代謝生化学II」ユニットのみで得点率が40%に満たない場合は不合格とする。ただし、サブ領域として不合格の場合は、本ユニットも再試験となる。評価の詳細は、「教育の評価」を参照すること。筆記試験は到達目標に掲げた項目全てについて行う。
定期試験については、模範解答を教育ポータルに公開する。評価の開示後、個別の質問を受ける。

指定教科書他

【教科書】
カラーイラストで学ぶ「生化学」、鈴木敬一郎ら、メディカルビュー、2011、ISBN978-4-7583-0087-2

【参考書】
イラストレイテッド生化学(原書7版)、石崎泰樹監訳、丸善出版、2018、ISBN978-4-621-30351-1