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領域名称: 臨床実習(4年次) (2022年度)

サブ領域名称: 臨床実習1(基本臨床実習) (2022年度)

ユニット名称: 消化器外科 (2022年度)

ユニット責任者船橋 公彦
ユニット対象学年4 ユニット授業期間 ユニット時限数0 ユニット分類実習

ユニットについて

次年度のM5診療参加型実習にむけて、医療チームの一員として責任ある役割を果たせることを目標に外科治療の視点から臨床現場の実際を体験する。
具体的には、
1.個々の患者の社会背景・病態を踏まえた術前検査の計画と評価
2.病態に合わせた適切な(外科)治療の選択
3.患者および患者家族への説明と同意
4.実際の手術手技
5.術後管理(刻々と変化する病態のアセスメント、必要な検査のオーダーと検査結果の評価)
6.各医療スタッフが果たす役割とチーム医療の重要性について理解する。
7.患者様の入院から退院までをスムーズに行うために、必要な関係各部署との調整を図ることができる。

実習者は一人づつ診療チーム(3チームある)に加わり治療の実際を体験する。
各日ごとに実習担当の教員の指示に従い実習する。実習グループ全員まとまり、午後に時間を調整しミニレクチャー(クルズス)をうける。評価は金曜日。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

1.M2,M3で学んだ知識を改めて復習し、疑問点は解決しておく。特に、周術期管理、手術に必要な外科解剖、がんを中心とした代表的な術式の種類と主な合併症について理解しておく。
2. M5の診療参加型実習に向けて、経験・見学すべき望ましい医行為(レベルI)を積極的に見学し、理解しておく。
3.医行為を安全に行うために、自らシミレーションを行って安全で確実にできるように手技を習得しておく。
4.外科の実習を通して、チーム医療とは何か?について理解を深めておく。

ユニットの評価について(フィードバック含む)

水木金の3日間の短い実習となりますが、出席、実習態度、学習内容(概要にあげたことがらとミニレクチャーの内容)
について金曜日に各実習チーム責任者あるいは評価担当者から実習評価をうける。
外科の評価項目は、実習姿勢、術前評価、手術内容、術後評価、消化器外科の内容が基本となる。

指定教科書他

1.消化器病診療 第2版 一般財団法人 日本消化器病学会 医学書院
2.手術 外科専門医に必要な消化管・腹部内臓手術手技 金原出版
3.標準外科学 (胃癌、大腸癌、肝癌、膵臓癌、胆のう炎の項)