東邦大学医学部 教育ポータル

領域名称: 臨床実習(4年次) (2022年度)

サブ領域名称: 臨床実習1(基本臨床実習) (2022年度)

ユニット名称: 東洋医学科 (2022年度)

ユニット責任者田中 耕一郎
ユニット対象学年4 ユニット授業期間 ユニット時限数0 ユニット分類実習

ユニットについて

東洋医学は、現代の臨床でも非常に有効です。医師の89%が漢方処方の経験がある現在では、東洋医学の基本事項を学び、習熟しておくことは不可欠と考えます。現代の医学とは医学知識の体系は異なりますが、同じ人間の病態を観ているので、二つの異なる医学体系を学ぶことは、人間の病理を理解し、診療の深みを出すのに役立ちます。
また、現代医学を学ばれた皆さんであれば、東洋医学を学び、理解し、習熟することには全く問題ありません。
是非興味のある方を歓迎します。

また、将来、自分自身の健康を守るためにも、支えになってくれる医学です。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

現代医学の基礎知識が受講前に不可欠です。
外来を通じて、診断・治療に関する要点をお伝えしますので、しっかりメモを取って、個々の漢方薬の主な適応に習熟してください。出来る限り体験型の実習を目指しています。漢方の生薬、鍼灸の体験など、実際に経験して体感してもらうのを重視します。医者になって経験を積んでから、後になって必ず役に立つことをお伝えしたいと思います。

ユニットの評価について(フィードバック含む)

出席は全出席が評価の前提です。レポートによる出席の補填は行いません。
実習全体に関わる評価 (時間厳守、積極性、協調性、予習)
各領域に関わる評価
1)東洋医学と西洋医学の位置づけの理解
2)日報(毎日の診療で得た知識の整理)の提出
3)東洋医学の理論・診断法の理解
4)基本的な漢方処方の適応・注意点の習得

上記に留意し、概略評価を行う。

指定教科書他

1)漢方一問一答 99の素朴なギモンに答えます!:田中耕一郎、入江 祥史 中外医学社 2017年03月
2)漢方処方 保険で使える全種類まるごと解説  長瀬 眞彦, 田中 耕一郎, 入江 祥史, 中外医学社, 2018年4月