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領域名称: 臨床実習(4年次) (2022年度)

サブ領域名称: 臨床実習1(基本臨床実習) (2022年度)

ユニット名称: 脳神経外科 (2022年度)

ユニット責任者周郷 延雄
ユニット対象学年4 ユニット授業期間 ユニット時限数0 ユニット分類実習

ユニットについて

脳の疾患、特に外科的治療を要する病態は、緊急性が高く、生命に直結することが多い。そのため、これらの知識を向上させることは、他科の臨床医になった際にも極めて役立つものと考えられる。
脳神経外科臨床実習はこれまでの講義で得た知識をベットサイドで実際に患者に接する中であらためて知識と現実の様々な症状や訴えを体験して、さらに高度の知識を修得する。そして臨床医として必要な基本的技術を習得し、医療を行う一員として必要な態度、習慣を身につけ、医師として社会に果たす使命を自覚する。
学修目標
A. 診断学の再学修を行い、問題解決の基本的プロセスにたって、正しい診察の仕方を習得する。
B. 脳神経外科の診察上、必要な基本的手技を身につけ、その検査結果を的確に評価・判定することができる。
C. 自身で考え、収集したデータより問題点を抽出し、症例検討の場でプレゼンテーションができる。
D. 問題解決のために、診断・治療の優先順位を考え、立案できる。
E. 医療情報・文献検索など十分に活用して、問題解決型診療録を作成する。
学修方略
A. 教科書で再度診断学の基礎知識を身に付け、患者から問診をとり、カルテ情報を理解する。
B. 患者に対して神経診察を行う。
C. 自身で問診した内容、カルテ情報、神経診察を総合的に評価する。
D. Cで得た情報から診断治療を立案する。
E. PubMed等を活用し、上級医の指導を仰ぎながら問題解決型診療録を作成する。



受講前に必要とされる知識及び技能・態度

臨床実習はすでに終了している系統講義による知識は習得しているものとして行うため、系統講義で使用した資料および「標準脳神経外科学」で復習しておくこと。

ユニットの評価について(フィードバック含む)

実習の評価は、以下の事項によって行う。
* 手術、検査への積極的参加
(手術予定については、医局のホワイトボードで学生が自ら確認すること)
* レポート提出
* 教授面談

ルーブリック
確認項目
神経解剖の理解
10 良く理解していた。
7.5 理解していた。
5 ある程度理解していた。
2.5 あまり理解していなかった。
0 全く理解していなかった。

神経放射線画像の理解
10 良く理解していた。
7.5 理解していた。
5 ある程度理解していた。
2.5 あまり理解していなかった。
0 全く理解していなかった。

疾患の理解
10 良く理解していた。
7.5 理解していた。
5 ある程度理解していた。
2.5 あまり理解していなかった。
0 全く理解していなかった。

見学した手術や検査の理解
10 良く理解していた。
7.5 理解していた。
5 ある程度理解していた。
2.5 あまり理解していなかった。
0 全く理解していなかった。

治療法の理解
10 良く理解していた。
7.5 理解していた。
5 ある程度理解していた。
2.5 あまり理解していなかった。
0 全く理解していなかった。

概略評価
6 研修医(医師)として優れている      
5 研修医として合格点   
4 学生として優れている            
3 学生として合格点    
2 学生としてボーダーレベル   
1 不合格    
0 医師にしてはいけないレベル

指定教科書他

標準脳神経外科学(第14版)   医学書院