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領域名称: 臨床実習(4年次) (2022年度)

サブ領域名称: 臨床実習1(基本臨床実習) (2022年度)

ユニット名称: 糖尿病・代謝・内分泌科 (2022年度)

ユニット責任者弘世 貴久
ユニット対象学年4 ユニット授業期間 ユニット時限数0 ユニット分類実習

ユニットについて

内科学は全身を診ることが重要である。本ユニットでは生活習慣病として全身合併症を有し、生活改善を含めた幅広い治療が求められる糖尿病、および全身臓器に影響する代謝異常症やホルモン異常症を経験する。そのなかで、疾病をもった患者さんを包括的に理解し身体的・社会的問題を把握し解決する能力を修得する。1週間の実習中で、1人の症例を診る。担当した症例は実習終了時まで診察し診療記録をつけることにより継続して診療する。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

第3学年で学習した内容を再度復習し、内分泌代謝疾患の病態、治療などの基本事項を確認する。

ユニットの評価について(フィードバック含む)

到達目標に掲げた全ての項目について、基本臨床実習評価表記載の方法により判定し、合計点数を用いて評価する。総合点が100点満点換算の60点以上を合格とする。具体的には記録とチェックリスト(自己評価)を記載し、指導医の助言と形成評価を受ける。

具体的な評価表の内容については
1.実習全体に関わる評価
①時間遵守に関する態度
②積極性に関する実習中の態度
③協調性に関する実習中の態度
④予習に関する評価(理論に関連した背景)
⑤予習に関する評価(実践に関連した背景)
2.各診療領域に関わる評価
①一般的な内科疾患の問診
②一般的な内科疾患の診察の理解
③糖尿病・代謝疾患の診断と治療の理解
④内分泌疾患の診断の理解
⑤内分泌疾患の治療の理解
1.2はこれらをよくできる ある程度できる やや困難  困難 全くできない
の5段階で評価する。
3.概略評価
研修医(医師)として優れている: 6       
研修医として合格点: 5    
学生として優れている: 4             
学生として合格点: 3    
学生としてボーダーレベル :2    
不合格: 1    
医師にしてはいけないレベル: 0

とする


指定教科書他

1): 矢崎義男 総編集、内科学 第11版 2017 朝倉書店 ISBN 978-4-254-32271-2(分冊版)ISBN 978-4-254-32270-5(机上版)
2): 弘世貴久編著 必ずうまくいく、入院インスリン療法マスターブック 2016 南江堂 ISBN 978-4-524-25714-0
3): 弘世貴久ほか監修 病気がみえるvol.3 糖尿病・代謝・内分泌 第5版 2019 メディックメディア ISBN 978-4-89632-766-3
4): Shlomo Melmed et al. Williams Textbook of Endocrinology 14th Edition 2019 Elsevier ISBN: 978-032-3555-968