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領域名称: 臨床実習(4年次) (2022年度)

サブ領域名称: 臨床実習1(基本臨床実習) (2022年度)

ユニット名称: 整形外科 (2022年度)

ユニット責任者高橋 寛
ユニット対象学年4 ユニット授業期間 ユニット時限数0 ユニット分類実習

ユニットについて

運動器の障害、加齢変性は、日常生活の質を低下させる。整形外科では四肢・体幹の支持、運動に関わる器官に生じる先天性、退行性の疾患、さらには外傷の病因、病態の解明と治療を行う学問である。
本実習においては、臨床現場におけるこれらの様々な疾患に対しての診断、治療の実際について学習する。
また、運動器のリハビリテーションは、外科的治療後、あるいは保存療法後においても機能回復を最大限引き出すために必須である。
同時に、リハビリテーションに関する知識についても学習する。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

基本的な疾患の疫学、病態、診断、治療方法について、あるいは周術期合併症について教科書で予習する。
整形外科診断総論 P92-147
整形外科治療総論 P168-204
2時間程度

ユニットの評価について(フィードバック含む)

臨床実習の評価はルーブリック評価表を用いて指導医が行う。学生に事前に評価表をルーブリック開示の上、その評価表に基づいて学生の臨床力を評価する。
ルーブリック評価表は、1)実習全体に関わる評価 2)整形外科領域に関わる評価で構成される。

1)実習全体に関わる評価
①時間遵守に関する態度
②積極性・協調性に関する実習中の態度
③患者との関係構築に関する実習中の態度
④他者との関係構築に関する実習中の態度
⑤学修意欲に関する評価

2)整形外科科領域に関わる評価
① 運動器系疾患の概略に関する理解
② 運動麻痺・筋力低下、関節痛・関節腫脹、腰背部痛の症候に関する理解
③ 運動器の痛み、麻痺の病態生理に関する理解
④ 四肢の関節、脊椎の検査法に関する理解
⑤ 四肢、脊椎外傷の基本的治療に関する理解
それぞれの項目を10点満点で評価する。
最終的には概略評価をルーブリック評価表に基づいて7段階で行う。

指定教科書他

井樋栄二他「標準整形外科学(第14版)」2020年、医学書院、ISBN:978-4-260-03880-5