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領域名称: 臨床実習(4年次) (2022年度)

サブ領域名称: 臨床実習1(基本臨床実習) (2022年度)

ユニット名称: 心療内科 (2022年度)

ユニット責任者端詰 勝敬
ユニット対象学年4 ユニット授業期間 ユニット時限数0 ユニット分類実習

ユニットについて

心理・社会的ストレスは、種々の身体疾患や精神疾患の発症の契機となったり、その症状の増悪・軽快、治療予後を左右する要因となったりする。
また、疾病に陥ったこと、あるいは医療を受けること自体によって、種々の心理的な反応が引きおこされる。よりよい臨床を行うためには、これら要因の重要性を認識たうえで治療計画を立てることは、どのような領域においても全人的医療を行う上での基本的事項として重要である。
心身医学の実習では、外来初診症例や入院症例を通じて、日常診療においてよく見られる身体症状を主とする精神疾患、心理的要因が病態に深く関わっている疾患、心理的要因が身体疾患におよぼす影響などについて学び、その包括評価の方法ならびに治療計画、治療戦略がたてられるようにし、簡単な治療については実施できるようにする。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

1)人間としての感性や感受性を有していること。
2)コミュニケーション・スキルを身につけていること。
3)医師のプロフェッショナリズムについて理解していること。
4)患者さんを単に病気としてではなく、病気を持った人として、真摯に向かい合おうとする意欲のあること
5)ストレスによる生理的、自律神経的、内分泌学的、免疫学的、精神的反応について理解していること。
6)各種の身体疾患と心身症について理解し、自習を行っていることが必須となる。

ユニットの評価について(フィードバック含む)

技術評価:外来患者への医療面接において、適切な配慮のもと、心身医学的な情報収集ができているか
態度:外来陪席時の態度、出席と合わせて評価を行う
発表:水曜日の総括時に課題症例のプレゼンテーションをおこなう

評価に関しては、基本臨床実習全体の評価表に基づく

指定教科書他

「心身医学標準テキスト(第3版)」久保千春編集
医学書院 ISBN 978-4-260-00443-5