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領域名称: 臨床実習(4年次) (2022年度)

サブ領域名称: 臨床実習1(基本臨床実習) (2022年度)

ユニット名称: 新生児科 (2022年度)

ユニット責任者増本 健一
ユニット対象学年4 ユニット授業期間 ユニット時限数0 ユニット分類実習

ユニットについて

正常新生児の生理的変化、母児関係を学び、疾患を有する新生児の診断と治療および保育の概念を学ぶ。周産期医療の重要性や社会に与える意義、家族への配慮などを学ぶ。新生児や未熟児の診察や治療方法を学ぶとともに、一般の小児や成人の患者にもあてはまる臨床医としての患者管理の考え方や全身管理の重要性を身につける。新生児科に特有な検査診断方法や治療法について把握する。
1. 新生児の出生に伴う生理的変化を観察し、理解する。
2. 新生児の呼吸の確立、保温、栄養、感染予防などの基本的な養護の重要性を学ぶ。
3. 生後の適応過程に異常があった場合には疾患が生じることを理解する。
4. 新生児の診察所見の取り方と病歴への記載方法を身につける。
5. 成熟児と未熟児の特徴の違いから、成長に伴う生理的な特徴と変化を理解する。
6. これまでに学んできた基礎的な医学知識が、新生児疾患の診断や鑑別にも役立つことを学び、医学知識の臨床への活用の重要性を認識する。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

新生児関連の講義で配布された資料を復習する事。周産期領域に関する用語、定義を確認する。正常新生児の出生前後における生理的な変化を理解する。それに逸脱した病的新生児の主要病態について理解する。概ね、予習で1時間、復習で1時間を目安とする。

ユニットの評価について(フィードバック含む)

新生児学は小児科学の「サブ領域単位」である。
新生児特有の疾患について、病態生理を理解する。診断・治療計画、診察記録などが理解できること。プレゼンテーションで質疑応答をする。
以上に加え、診療参加態度、学習意欲、他者との関係構築などを含めてルーブリック評価表で7段階で採点する。

指定教科書他

標準小児科学7版 医学書院 2009年 ISBN978-4-260-00694-1
新生児疾患 P67-130