ユニット名称：　乳腺外科　（2022年度）

ユニット責任者	船橋 公彦
ユニット対象学年	4	ユニット授業期間		ユニット時限数	0	ユニット分類	実習

ユニットについて

乳腺・内分泌外科では主に乳腺、甲状腺腫瘤性病変および副甲状腺腫瘍の検査、手術、薬物療法を行っています。　乳腺診療では、乳癌の他、葉状腫瘍などを対象疾患に、甲状腺診療では甲状腺乳頭癌、甲状腺濾胞癌、バセドウ病を対象に、画像検査、細胞診、針生検などによる診断、標準治療（手術、放射線治療、薬物療法）を行っています。近年、これの疾患における非常に詳細な病態機序が解明されるようになり、これまでの内分泌療法・化学療法・骨転移治療薬・外科的治療・放射線治療に加え、様々な分子標的治療（抗HER2療法薬、血管新生阻害薬、mTOR阻害薬、CD4/6阻害薬等）が開発され臨床効果を上げている。、従って外科領域といえども、局所解剖の知識だけでは不十分であり、各病態の基礎的な理解とそれに関連する薬物の作用機序を把握をする、包括的な対応が重要である。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

・乳腺領域
基本解剖：ネッター解剖学アトラス　第２章　乳腺　図175-177
標準的手術：乳腺腫瘍学　第二版　P162-176
基本的薬物療法：乳腺腫瘍学　第二版　P200-207
・甲状腺領域
基本解剖：ネッター解剖学アトラス　第１章　甲状腺　図70-71

ユニットの評価について（フィードバック含む）

評価は、ユニット単位ではなく、サブ領域単位で行われる。
サブ領域の評価判定は100点満点で行い、グレードC以上（60点以上）を合格とする。サブ領域の最終GP評価は、各ユニットの評価を勘案した総合判定とする。グレードD判定(60点未満）のユニット評価が1つあっても、サブ領域のGP評価がグレードCの場合には、サブ領域の最終評価は合格と判定する。ただし、ユニットにFがある場合には、60点以上あっても不合格となる。
本ユニットの評価としては、
１.レポート：合格基準　手術内容を理解している
２.出欠：合格基準　遅刻・欠席がない
３.外来見学：医学生として患者さんの前で失礼のない態度で臨める
フィードバック：上記３つの評価対象を５段階に分けて評価する

指定教科書他

基本：乳腺腫瘍学　第2版　金原出版株式会社　P2-10
標準的手術：乳腺腫瘍学　第2版　金原出版株式会社　P162-176
基本的薬物療法：乳腺腫瘍学　第2版　金原出版株式会社　P200-207