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領域名称: 臨床実習(5年次) (2022年度)

サブ領域名称: 臨床実習2 (2022年度)

ユニット名称: 必修診療参加型臨床実習(実践的教育から構成する授業科目) (2022年度)

ユニット責任者並木 温
ユニット対象学年5 ユニット授業期間 ユニット時限数0 ユニット分類実習

ユニットについて

5年生における診療参加型臨床実習は、医師という職業者について、医師が行うことを手伝うこと(assistantship)で、医師になるために必要な能力を養う実習である。学生が診療チームに参加し、その一員として診療業務を分担しながら医師の職業的な知識・思考法・技能・態度の基本的な部分を学ぶことを目的としている。単なる知識・技術の修得や診療の経験にとどまらず、実際の患者を相手にした診療業務を通じて、医療現場に立ったときに必要とされる診断および治療等に関する思考・対応力等を養うことにある点に留意する必要がある。
必修診療参加型実習は、内科A(大森病院内科系診療科)4週, 内科B(大橋病院または佐倉病院内科系診療科)4週, 外科(大森病院または大橋病院または佐倉病院外科系診療科)4週、産婦人科4週、小児科4週、精神科4週、総合診療科2週/救急科2週の8診療科と地域医療実習4週で構成される(計32週)。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

4年生までに学修した各臨床科目、全人的医療人教育などの知識・技能・態度が身についていることが求められる。

ユニットの評価について(フィードバック含む)

臨床現場における形成評価として、内科系診療科ではMini-CEXとCbD、外科系診療科ではDOPSとCbD、地域医療ではP-MEXが施行されてその都度フィードバックされる。
総括評価としては、項目評価5項目(知識、実技技能、考察、プレゼンテーション、プロフェショナリズム)を各々6段階評価で100点満点、概略評価は7段階で行う(医師にしてはいけないレベル:0点 不合格:1点 学生としてボーダーレベル:2点 学生として合格点:3点 学生として優れている:4点 研修医として合格点:5点 研修医(医師)として優れている:6点)。
合格基準は、全ての診療科の項目評価の平均点が60点以上であり、また全ての診療科の概略評価平均点が3点以上であること、かつ1点が1つ以下で0点がないことである。
フィードバックは臨床現場においては適時指導医から、また各診療科・部門での実習終了時に行われる。

指定教科書他

基本的なものは各診療科・部門ごとに指定される。詳しくは電子シラバスの「実習一覧」から参照すること。
症例についての学修は教科書にないものが多くなる。その場合、指導医から提示されるもの、メディアセンターの資料・文献を利用する、UpToDateなどのメディアセンターで契約しているWeb上のDatabaseを利用する、などがあげられる。