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領域名称: 臨床実習(5年次) (2022年度)

サブ領域名称: 臨床実習2 (2022年度)

ユニット名称: 小児科 (2022年度)

ユニット責任者松裏 裕行
ユニット対象学年5 ユニット授業期間 ユニット時限数0 ユニット分類実習

ユニットについて

小児科科疾患について、診療チームに参加し、知識、臨床推論、臨床判断、技能、態度などの能力を実践的に身につける。M3小児科講義、M4見学実習をもとに実臨床場で以下の項目を修得する事を目的とする。
1)診察法
2)診療情報の記載法problem oriented medical record,POMR、
3)検査と画像情報の理解と解釈、
4)典型症例との比較による担当症例の理解
自ら、患者さん、家族から学ぼうとする姿勢。
常に教科書を確認する自然科学者としての観察態度を重視する

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

1.M3小児科講義と教科書で学習した内容と実臨床を対比して理解を深める態度
 M3で配布した学習ガイドを利用して、教科書記載の予習
 健康小児の発達・小児のcommon disease(感染症・けいれん・アレルギー性疾患・川崎病など)
2.M3小児科講義で学んだ、基本的小児科診察手技技能(ベイツ)の実践
 OSCEの手技・技能の確認、小児の診察方法の確認
3.一般血液検査の基礎知識、胸部レントゲン、小児期の心電図

ユニットの評価について(フィードバック含む)

実習内で指導医からminiCEX, DOPにより形成評価が行われる。
第3者的スタッフからpMEXにより形成評価が行われる。
実習の最後には指導医ないし科の責任者により、総括評価を行う。主眼は
1. 小児の各年齢に応じた病歴を、正しいLQQTSFA方式で記載できる。
2. 小児(乳幼児、学童)の診察に関する正しい手技を承知し正しく診察所見が記載できる。
3. 基本的な検査所見の正常と異常を判定できる。
4. 典型症例を学習して理解し、経験症例と比較して理解できる。

指定教科書他

1)「標準小児科学、第8版」 内山聖編、医学書院、2013
2)「Nelson Textbook of Pediatrics,20版,Kliegman RM, ed., Elsevier, 2016
3)「小児科学、第10版」五十嵐隆編、文光堂、2011
4)「講義録 小児科学」佐地勉他編、メジカルビュー社、2008
5)ベイツ診察法ポケットガイド 第3版 メディカル・サイエンス・インターナショナル社、2015