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領域名称: 臨床実習(5年次) (2022年度)

サブ領域名称: 臨床実習2 (2022年度)

ユニット名称: 地域医療 (2022年度)

ユニット責任者並木 温
ユニット対象学年5 ユニット授業期間 ユニット時限数0 ユニット分類実習

ユニットについて

地域医療実習では、患者の生活に密着した「支える医療」を学修する。

1.プライマリ・ケア、2.生活支援、3.予防医療、4.プロフェッショナリズムの4項目について、学修目標(到達目標)を示す。
1.プライマリ・ケアに必要な幅広い知識を修得し、日常的に高頻度に遭遇する疾患の診療計画を立案することができる。
2.在宅での介護サービス、行政と連携した生活支援など、患者とその家族を支援する制度を学修し、個々の患者の問題点を抽出して考察することができる。
3.予防接種、検診、啓蒙活動といった予防医療を学修し、地域性や医療経済的観点から、予防医療の現状について考察することができる。
4.患者とその家族に配慮し、メディカルスタッフと協調して、医療を実践することができる。

学修方略として、病院/診療所の外来、あるいは訪問診療の場において、指導医のもとで主体的に診療に従事する。指導医は学生との議論を通じて、あるいは手技を介助させることにより、学生の能力を的確に判断する。そして指導医の判断にて、学生の能力に応じて学生に与えるタスクを調整する。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

3年次の社会医学1-①(公衆衛生学/医療政策・経営科学、疫学・医療統計学)で学修し、上記概要に当てはまる事項を復習しておく。

ユニットの評価について(フィードバック含む)

1.実習終了時に指導医もしくは医療スタッフから、実習中の態度に関して、P-MEXによる形成評価が行われる。
2.実習終了時に指導医から、概要に記載した4つの到達目標に関して形成評価が行われる。1-3の到達目標の評価項目は、①能動的な学修態度と、②自ら考える能力である。
3.地域医療実習では、総括評価は行わない。

指定教科書他

1.「地域医療学入門」日本医学教育学会地域医療教育委員会・全国地域医療教育協議会合同編集委員会 監修 2019年 診断と治療社 ISBN:978-4-7878-2384-7
2.「日本プライマリ・ケア学会基本研修ハンドブック:プライマリ・ケア医の一日」 日本プライマリ・ケア学会 編 2004年 南山堂 ISBN:4-525-20161-4
3.「改訂第9版 内科学書 Vol. 1」 南学正臣 総編集 2019年 中山書店ISBN:978-4-521-74749-1