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領域名称: 全人的医療人教育5 (2022年度)

サブ領域名称: 全人的医療人教育5 (2022年度)

ユニット名称: 倫理・プロフェッショナリズム (2022年度)

ユニット責任者中田 亜希子、廣井 直樹
ユニット対象学年5 ユニット授業期間 ユニット時限数15 ユニット分類演習

ユニットについて

3日間のうち、1日目は臨床倫理をテーマとした特定の事例を分析し、医療者の行動を自分たちで検討して提示する。その後、臨床実習で体験した倫理的問題を含む事例をまとめるレポート課題に取り組む。
2日目は、プロフェッショナリズムをテーマとした特定の分析し、医療者の行動を自分たちで検討して提示する。その後、臨床実習で体験したプロフェッショナリズムに関する事例をまとめるレポート課題に取り組む。
3日目は、自分たちが臨床実習で体験したことをグループ内で共有し、その中の事例について、臨床倫理の四分割表や根拠を用いて分析し、医療者に求められる行動を自分たちで検討・提示する。その後、討論を踏まえて、自分のレポートをブラッシュアップし、完成させる。

【学習目標】
臨床で起こりうる医師-患者や医療者間の価値観の相違を理解する。
臨床倫理の考え方を理解し、医療者としての行動を提案する。
臨床実習での倫理的問題やプロフェッショナリズムの視点を含む問題を振り返る。

【到達目標】
1)生命倫理の諸原則・倫理的葛藤(ジレンマ)について説明できる。
2)プロフェッショナリズムからの逸脱/遵守した行為について説明できる。
3)多角的な視点で事例に含まれる問題点を捉え、討論する。
4)医療者(医療の専門職)に求められる行動を説明できる。

【医学教育コアカリの対応小項目】
A-1-1) 医の倫理と生命倫理
A-1-2) 患者中心の視点
A-1-3) 医師としての責務と裁量権
A-2-1) 課題探求・解決能力
A-4-2) 患者と医師の関係

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

全人的医療人教育Ⅰ~Ⅳ「倫理」および「プロフェッショナリズム」で学んだ知識と考え方を復習しておくこと。
特に講義・演習では、臨床倫理の四分割表、ジュネーブ宣言、新ミレニアムの医師のプロフェッショナリズム:医師憲章、医師-患者関係などを見直して授業に臨むことが望ましい。
また、臨床実習で、もやもや感じたり、あれ?これはいいの?と思った経験があれば、自分なりに状況を整理しておくこと。

ユニットの評価について(フィードバック含む)

15コマのパフォーマンス評価を対象とし、定期試験は行わない。
パフォーマンス評価は、授業への参加態度(30%)、プロダクトおよび発表会の内容(40%)、レポート課題(30%)を対象とする。
合格基準は、60点以上の得点とする。

◆レポート課題において、学生によるプロフェッショナリズムの逸脱行為(レポートの剽窃や提出遅延など)があった場合は、受理しない。
◆再試験はおこなわない。

指定教科書他