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領域名称: 生体の構造1 (2022年度)

サブ領域名称: 生体の構造1実習 (2022年度)

ユニット名称: 生体の構造1実習Ⅳ(組織学各論実習Ⅰ) (2022年度)

ユニット責任者船戸 弘正
ユニット対象学年1 ユニット授業期間1期 ユニット時限数30 ユニット分類実習

ユニットについて

本ユニットの学修目標は、組織学総論実習で学んだ知識を基礎に、循環器、リンパ、呼吸器、消化器、泌尿器、生殖器、内分泌の各組織の構造について、組織標本を用いた顕微鏡観察とスケッチ作成を通して、より深く統合的に学ぶ。
実習に用いるほとんどの標本は人体標本であり、故人の献体の上に成り立っている。実習にあたっては貴重な標本を大切に扱い、人間の尊厳および死について熟思し、人間性豊かな医師となるための機会とする。

医学教育モデル・コア・カリキュラムの小項目
A-2-2)学修の在り方
C-2-2)組織・各臓器の構成、機能と位置関係
D-1-1)血液・造血器・リンパ 構造と機能
D-5-1)循環器系 構造と機能
D-6-1)呼吸器系 構造と機能
D-7-1)消化器系 構造と機能
D-8-1)腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む)構造と機能
D-9-1)生殖機能 構造と機能
D-12-1)内分泌・栄養・代謝系 構造と機能


毎回の実習では、顕微鏡観察に基づくスケッチを作成しスケッチ評価を受ける。定期的に実習試験を実施し、学修成果を評価する。毎回の実習試験終了後に正答を解説する。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

知識としては、Ⅰ期で学んだ組織学総論実習の内容が必要である。また、各回実習内容に相当する講義の復習も必要である。
顕微鏡観察を通して得られる情報と、座学で得た知識とを統合するため、標本観察時に浮かぶ疑問点を教科書やアトラス等によって調べ知識を定着していこうとする積極的かつ能動的態度が必要である。

ユニットの評価について(フィードバック含む)

生体の構造1実習Ⅳ(組織学各論実習Ⅰ)ユニットの評価は、実習試験、スケッチ評価および実習態度に基づいて行う。グレードC以上を合格とする。概ね実習態度20%、実習試験80%の配点となる。実習試験は5回実施する。実習試験後に、実習試験の正解を説明する。各回の実習試験結果は、次回の実習時に個別に発表する。

本ユニットはサブ領域「生体の構造1実習」の40%を占める。実習回数の4/5以上の出席が履修要件である。

評価の開示後、3日間に限りオフィスアワーにて個別の質問を受ける。

指定教科書他

【組織学アトラス】
1)バーチャルスライド組織学 駒﨑 伸二 羊土社 2020年刊 ISBN 978-4-7581-2105-7
2)新編カラーアトラス組織・細胞学 岩永敏彦 医歯薬出版 2017年刊 ISBN 978-4-263-45805-1
3)ウィータ―図説で学ぶ機能組織学 原書第6版 エルゼビア 2018年刊 ISBN 978-4-86034006-3
4)ガートナー/ハイアット組織学 アトラスとテキスト第3版 MEDSi社 2014年刊 ISBN 978-4895927888