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領域名称: 全人的医療人教育6 (2022年度)

サブ領域名称: 全人的医療人教育6 (2022年度)

ユニット名称: 倫理・プロフェッショナリズム (2022年度)

ユニット責任者中田 亜希子、廣井 直樹
ユニット対象学年6 ユニット授業期間 ユニット時限数15 ユニット分類演習

ユニットについて

本演習は3日間で行い、遠隔(Zoom使用)で実施する。
1日目は研究公正(Research Integrity)をテーマとした動画教材―THE LABを視聴し、登場人物がとるべき行動について少人数グループで討論する。
その後、研究公正をテーマとしたレポート課題に取り組む。
2日目は、診療と研究の境界で起きうる事例について討論する。研究参加の同意を取得する3日目の演習の準備をグループで検討する。
その後、責任ある研究活動に関するレポート課題に取り組む。。
3日目は、模擬患者が参加する演習である。少人数グループで患者(研究対象者)に応対する方針を討論しつつ、臨床研究で求められる研究者の態度を考える。
その後、討論を踏まえて、自分のレポートをブラッシュアップし、完成させる。


【学習目標】
臨床で起こりうる医師-患者や医療者間の価値観の相違を理解する。
臨床倫理の考え方を理解し、医療者としての行動を提案する。
臨床実習での倫理的問題やプロフェッショナリズムの視点を含む問題を振り返る。

【到達目標】
1)研究不正が社会や医学・医療に与える影響を説明できる。
2)臨床研究で起こりうる倫理的課題を列挙できる。
3)責任ある研究活動として求められる行動について説明できる。

【医学教育コアカリの対応小項目】
A-1-1)医の倫理と生命倫理
A-8-1)医学教育への志向の涵養
B-3-1)倫理規範と実践倫理

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

全人的医療人教育Ⅰ~Ⅴ「倫理」「プロフェッショナリズム」倫理・プロフェッショナリズム」で学んだ知識と考え方を復習しておくこと。
特に全人3の研究倫理に関する学習内容を見直しておくことが望ましい。

ユニットの評価について(フィードバック含む)

15コマのパフォーマンス評価を対象とし、定期試験は行わない。
パフォーマンス評価は、授業への参加態度、プロダクトおよび発表会の内容、レポート課題を対象とする。
合格基準は、60点以上の得点とする。

◆レポート課題において、学生によるプロフェッショナリズムの逸脱行為(レポートの剽窃や提出遅延など)があった場合は、受理しない。

指定教科書他