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領域名称: 臨床実習(6年次) (2022年度)

サブ領域名称: 臨床実習3 (2022年度)

ユニット名称: 呼吸器内科(大橋) (2022年度)

ユニット責任者松瀬 厚人
ユニット対象学年6 ユニット授業期間 ユニット時限数0 ユニット分類実習

ユニットについて

学修目標:
 感染症、アレルギー、腫瘍、自己免疫性疾患など扱う領域が広範な呼吸器内科において、画像検査や生理機能検査、病理など疾患・病態を多角的に捉える能力を身につける。
 近年、CTナビ、EBUS-GS、AIF、クライオ生検など進歩の著しい気管支内視鏡手技の具体的内容、適応、合併症に対する対策を理解する。
 診察手技のみならず、患者指導やパラメディカルとの連携も経験する。
学修方略:
 実習中には入院患者の担当として一人の患者を深く観察するだけでなく、病棟指導医とともに多くの入院患者を経験することで、呼吸器内科に必要とされる能力を身につける。
 気管支内視鏡の準備段階から参画し、実際の手技の見学、手技後の患者観察までを行う。
 病棟のみならず外来担当医の外来診療にも同席し、病棟では経験できない患者指導などについても学ぶ。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

 本実習を受講するにあたり、代表的呼吸器疾患の成因・病態・症状・診断・治療および予後について十分な知識を有することが前提である。加えて、内科診断学の知識、技能と臨床医として患者やパラメディカルと接する態度の理解も必要である。指定教科書および講義資料を使って各種呼吸器疾患について理解を深めてから実習に参加すること。内科診断学に関しては胸部診察のみでなく全身の診察法をよく理解しておくこと。

ユニットの評価について(フィードバック含む)

A.担当患者の症例レポート
B.最終日に指導医による口頭試問、具体的には修得すべき呼吸器疾患に関する試問と気管支内視鏡に関する手技や所見についての試問を行い評価する
C.実習中の態度、カンファレンスなどへの参加状況、パラメディカルに意見を求める場合もある
A~Cを指導医が100点満点で評価し、各項目60点以上かつ総合点が70点以上を合格とする。

指定教科書他

A.ハリソン内科学
B.レジデントのための呼吸器診療マニュアル第2版