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領域名称: 臨床実習(6年次) (2022年度)

サブ領域名称: 臨床実習3 (2022年度)

ユニット名称: 消化器内科(大橋) (2022年度)

ユニット責任者前谷 容
ユニット対象学年6 ユニット授業期間 ユニット時限数0 ユニット分類実習

ユニットについて

学修目標:
①主訴からの診断推論を組み立てる、又はたどる。
②消化器疾患の病態や疫学を理解する。
③治療の立案・実施に可能な範囲で参加する。
④消化器疾患だけでなく、複数の臓器にまたがる問題を統合する視点を獲得する。
⑤基本的な内科的診察技能(患者とのコミュニケーション、問診、診察、基本的な手技)について学ぶ。
⑥どのように消化器内科にコンサルテーションすればよいかわかる。
⑦カルテ記載、指示出しのしかたについて学生カルテを通じて学ぶ。
⑧診療の現場におけるカンファレンスなどに参加し、プレゼンテーション、ディスカッションを行う。

学修方略:
週ごとに消化管・肝臓・胆膵の各診療チームに所属し、消化器疾患症例を受持ち、その症例の診断・治療を通して、学修目標を達成する。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

事前に「内科学」朝倉書店の消化器内科に対応する箇所を読み、消化管・肝臓・胆膵疾患の主要症候および主要疾患の一般的知識の理解と、各検査及び治療の意義を把握する。(約40分)

主要症候:嚥下障害・誤嚥、腹痛、むねやけ、悪心・嘔吐、吐血・下血、便秘、下痢・血便、黄疸、腹部膨隆・膨満など
主要疾患:胃食道逆流症、胃静脈瘤・食道静脈瘤、食道癌、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃癌、急性胃腸炎、便秘症、急性虫垂炎、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、Crohn病)、機能性消化管障害(機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群)、大腸癌、急性肝炎・慢性肝炎・脂肪肝、肝硬変・肝不全・肝性脳症、肝癌、胆石症・胆嚢炎・胆管炎、急性膵炎・慢性膵炎、膵癌、膵嚢胞性疾患、腸閉塞、腸重積症、汎発性腹膜炎など
検査および治療:上部消化管内視鏡、大腸内視鏡、腹部超音波、ERCP関連手技、超音波内視鏡、内視鏡治療(EMR, ESDなど)、ラジオ波焼灼療法、腹部血管造影 (TAEも含む)、食道静脈瘤治療、PTBD、小腸内視鏡、カプセル内視鏡など

ユニットの評価について(フィードバック含む)

評価は、
・実習中の態度・出席状況
・担当患者の診療記録内容
・カンファレンスでの症例プレゼン内容
・第4週金曜日の担当責任者による実習面接(試問)
により評価を行う。

指定教科書他

「内科学」矢﨑 義雄(総編集) 朝倉書店 刊行日:2017年03月08日 ISBN:978-4-254-32271-2 C3047 第11版