東邦大学医学部 教育ポータル

領域名称: 臨床実習(6年次) (2022年度)

サブ領域名称: 臨床実習3 (2022年度)

ユニット名称: 腎臓内科(大橋) (2022年度)

ユニット責任者常喜 信彦
ユニット対象学年6 ユニット授業期間 ユニット時限数0 ユニット分類実習

ユニットについて

領域や疾患特異的ではなく内科学全般を意識した臨床実習を目指す。疾患は腎炎、ネフローゼ症候群、急性腎臓病、慢性腎臓病、電解質失調といった腎疾患全般の病態生理を学ぶことになるが、その中からcommonな病態について臨床推論が学べるように配慮する。特に理学的所見、検査所見から得られた情報を整理し、確定診断までに至る臨床推論を病態生理を意識しながら学ぶ。どの領域に進んでも必要となる下記においては、実症例データを用いたクルズスを展開する。
*系統立てた血液ガスの解読
*浮腫の病態生理学と利尿剤の使い方
*腎代替療法の種類とその適正、特殊性について
手技
心電図検査実施とその解読、肺雑音・心雑音聴取とそのアセスメント、静脈注射、静脈採血、皮下注射、静脈ライン確保、腎生検の見学、補助、胸腔穿刺・腹腔穿刺の見学、補助
点滴用薬剤の準備、重症下肢虚血患者の処置の見学、補助
多職種連携カンファレンスへの参加
国家試験対策:腎・電解質疾患における弱点領域の補修

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

医療面接で聴くべきポイント、バイタルサインのとり方、頭頸部診察・胸部診察・腹部診察・神経診察のしかた、基本的外科系手技・基本的救命蘇生手技basic life support(BLS)のしかたについては、一通り復習しておくことが実習を行ううえでの前提となる。
教育ポータルの「診療参加型臨床実習について」内の「必要な技能と態度」の動画を予習・復習に有効に活用する。

ユニットの評価について(フィードバック含む)

1.出席率
2.決められた提出物を、期限までに提出すること
3.総括評価で、項目点数平均60点以上かつ概略評価平均3点以上かつ概略評価で1が1つ以下、0がないこと

指定教科書他

朝倉書店 内科学第11版