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領域名称: 臨床実習(6年次) (2022年度)

サブ領域名称: 臨床実習3 (2022年度)

ユニット名称: 耳鼻咽喉科(大森) (2022年度)

ユニット責任者和田 弘太
ユニット対象学年6 ユニット授業期間 ユニット時限数0 ユニット分類実習

ユニットについて

耳鼻咽喉科での6年生臨床実習は、5年次の1週間での基本の短期実習とは大きく異なり、4週間にわたりclinical clerkship の実践となる。student doctorとして登録することにより、外来患者の初診時問診作成と基本的な所見の確認、入院患者の病歴チャートの作成と治療計画などへの参加も行う。手術室では、上級医師の行う耳科手術、副鼻腔手術、音声改善手術、頭頸部の悪性、良性手術、緊急時の気管切開など幅広い手術に積極的に参加する。手術後は、病棟症例の毎日のバイタルサインの確認などを、研修医として必要とされるのと同様の臨床実習プログラムで行う。また1年上級学生としての、5年次実習生への指導も当然ながら含まれる。これらの集学的な実習を体得することにより、卒業後の初期研修医としての難聴、めまい、呼吸困難、音声障害などに対する基本的な臨床能力を獲得できる。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

耳鼻咽喉科学を受講する前に、耳科、鼻科、咽喉頭科、頭頸部外科の各領域に関する解剖、生理学的機能などについて理解することが重要である。
歯科口腔外科学を受講する前に、歯・顎・口腔に関する解剖、生理学的機能などについて理解することが重要である。

指定教科書をシラバスに準じて予習しておくこと。

参加型臨床実習であり、OSCEにて行った診察法を再度、学んでおくことが必要となる

ユニットの評価について(フィードバック含む)

毎週月曜の行われる教授病棟回診での受け持ち症例の呈示や口頭試問により、 問診技術の習得、診断・治療計画、立案能力、診察記録、プレゼンテーション、態度などstudent doctorとしてのを臨床経験の修練度を評価する。

実習態度、予習の程度、実習中の態度及び、最終日の諮問にて評価を行う

指定教科書他

1):「新耳鼻咽喉科学」 切替一郎 編著 南山堂
2):「研修医のための耳鼻咽喉科・頭頸部外科」 形浦昭克・増田 游 編著 南山堂
3):「New 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学」 喜多村 健・森山 寛 編著 南江堂
4):「今日の耳鼻咽喉科・頭頸部外科 治療指針」 小林俊光 編著 医学書院
5):「 耳科学 アトラス」野村恭也 編著 中外医学社