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領域名称: 臨床実習(6年次) (2022年度)

サブ領域名称: 臨床実習3 (2022年度)

ユニット名称: 病理学 (2022年度)

ユニット責任者三上 哲夫
ユニット対象学年6 ユニット授業期間 ユニット時限数0 ユニット分類実習

ユニットについて

病理学の基本的な目的の一つは、肉眼や各種顕微鏡を用いて、形態学的な観察により、確実な診断に至る思考過程を学ぶことにあります。その対象は、病理解剖と、手術や生検、細胞診検体のための外科病理診断に大別されます。前者からは、個体にみられた臓器の所見と、臨床経過や臨床検査などとの関わりを検討することにより、同一疾患であっても、個々の患者には固有の病態生理の背景があることがわかります。又、後者からは、臨床診断の多様性を考慮しつつも、確定診断に至る過程を学ぶことになります。
学生達には本実習を通じて、臨床上、形態学的な観点からも考察することの重要性と、臨床診断を下す際により一段と慎重な態度で望む必要のあることを、理解して欲しいと思います。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

1. 基本的な解剖学および組織学を通覧しておく。(1時間程度)
2. 病理学総論・各論の知識を復習しておく。(3時間程度)

ユニットの評価について(フィードバック含む)

評価対象
A. 病理解剖例報告書作成と症例プレゼンテーション
B. 実習への個々のとりくみ方
C. 実習中に、各教官となされる問答

指定教科書他

特に指定しないが、病理学総論・各論時に用いた教科書が基本となります。症例の考察には、臨床実習で使用した内科学などの教科書が役に立つでしょう。
その他は、病理学教室内の図書、医学メディアセンターの図書を適宜使用します。