科目名称:[MM620-103J]地域医療学(千葉)Ⅰ(2023年度)

科目責任者蛭田 啓之
科目対象学年1 科目授業期間通年 科目時限数30 科目分類演習

科目について

地域医療への高い情熱と好奇心を涵養して総合力・適応力・教育力を醸成する地域志向型医療人材養成プログラムで、1年次~3年次の3年間で構成されています(Ⅰ~Ⅲ)。

大学の専門診療とは異なる視点でいわゆる総合診療・救急医学について低学年のうちから学びつつ、地方(千葉県)で行われている医療行政、災害時対応を段階的に学んで頂きます。また、知識の学びを現実と結び付けられるように体験実習と振り返りを行うことで地域医療への高い情熱と好奇心を育み、地域医療に貢献できる人材を養成します。
具体的には次のような人材像・知識基盤を中心に、態度領域をまでの学びを深めることが可能です。
1)総合力:地域医療の現場で総合的に患者・生活者をみることができる。
2)適応力:医療や社会の状況に応じて、自らの能力を最適化し、発揮できる。
3)教育力:地域医療人材を育成し、地域の課題を踏まえた教育研究を実施でる。

2023年4月入学以後の千葉県地域枠学生は選択科目の中で、「選択」としてⅠ・Ⅱ・Ⅲを受講しなければならない。通年での開催として特別プログラム以外に前期2回・後期2回+αの土曜日の演習および講義形式での授業とする(千葉県の地域医療・行政施設での特別プログラム時間数が未定であり、学内での授業コマ数を適宜調整する。Ⅰ~Ⅲそれぞれ30時間の学修で各2単位)。
なお、地域医療学(千葉県・新潟県)との合同授業となる場合があり、地域枠以外の学生も若干名、履修することが可能である。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

地域医療に興味を持ち、千葉県が抱える問題点を想起することができる。
医療・行政施設での見学があり、基本的な身だしなみ、各施設の医療者・患者・利用者・職員との適切なコミュニケーションを行うことができる。
Ⅰ(1年次):千葉県の総合/救急診療や介護の現場の現状について。
Ⅱ(2年次):千葉県の医療行政の現状と、リーダーシップ能力育成について。
Ⅲ(3年次):千葉県の災害医療の現状(災害時対応と医療体制)について。

科目の評価について

地域医療プログラムの準備段階では、課題に対する評価を行う。
プログラムの振り返りを行い、発表会を開催し、発表内容に関しての評価を行う。

指定教科書他

授業内で随時資料を提示します。

授業日程一覧(ユニット名称:地域医療学(千葉)) (2023年度)

コマ数形態授業タイトル
1 演習地域医療概論:へき地医療について 地域医療学 Ⅱと合同
2 演習ディスカッション 地域医療学 Ⅱと合同
3 演習グループワーク発表 地域医療学 Ⅱと合同
4 講義「千葉県の紹介、医師の立場から見える千葉県地域医療の現状」 佐倉厚生園病院 病院長 長尾 建樹先生(佐倉病院前病院長・東邦大学名誉教授/脳神経外科)
5 講義「千葉県の地域医療の実際について(亀田総合病院でのご経験を中心に)」 千葉西総合病院 内科部長 八重樫 牧人先生
6 講義「行政の視点からの千葉県医療の現状と課題」 千葉県健康福祉部医療整備課医師確保・地域医療推進室 菊地 美香 室長
7 演習夏季体験実習(佐倉病院にて1泊2日)
8 演習夏季体験実習(佐倉病院にて1泊2日)
9 演習夏季体験実習(佐倉病院にて1泊2日)
10 演習夏季体験実習(佐倉病院にて1泊2日)
11 演習夏季体験実習(佐倉病院にて1泊2日)
12 演習夏季体験実習(佐倉病院にて1泊2日)
13 演習夏季体験実習(佐倉病院にて1泊2日)
14 演習夏季体験実習(佐倉病院にて1泊2日)
15 演習夏季体験実習(佐倉病院にて1泊2日)
16 演習夏季体験実習(佐倉病院にて1泊2日)
17 演習夏季体験実習(佐倉病院にて1泊2日)
18 演習夏季体験実習(佐倉病院にて1泊2日)
19 演習夏季体験実習(佐倉病院にて1泊2日)
20 演習夏季体験実習(佐倉病院にて1泊2日)
21 演習夏季体験実習振り返り
22 演習夏季体験実習振り返り
23 演習夏季体験実習振り返り
24 演習発表会
25 演習発表会
26 演習千葉県での総合/救急の現状[6/17以降]
27 演習千葉県(佐倉地区)の病診連携の現状[6/17以降]
28 演習夏季実習の予習教材[6/17以降]
29 演習医学教育学基礎編[10月28日1,2限]
30 演習医学教育学基礎編[10月28日1,2限]