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領域名称: 病態の科学 (2022年度)

サブ領域名称: 病態の科学 実習 (2022年度)

ユニット名称: 病態の科学実習Ⅱ(微生物学・薬理学) (2022年度)

ユニット責任者石井 良和
ユニット対象学年2 ユニット授業期間実習 ユニット時限数57 ユニット分類実習

ユニットについて

本ユニットは、医学教育モデル・コア・カリキュラムの小項目A-8-1とC-3-1とC-3-3に該当する。

微生物・感染症学
感染症の診断・治療に役立つ医学微生物学、化学療法学の基礎を習得する。その過程で感染症の発症に果たす各種病原因子の代表的役割(作用)や疫学について理解を深める。さらに、手指消毒の手技および用いられる薬剤の効果について正しく理解する。得られた実験結果は各自および各グループでまとめ、全員で総合討論を行い、医学微生物学、化学療法学に対する知識を深める。

薬理学
科学的思考を修得する。ロールプレイで疾患概念および臨床の現場における薬物治療の意義を理解し、コンピュータシミュレーションシステムを用いてロールプレイで取り上げた疾患に関わる薬物動態および代表的な薬理作用を観察し、その実験結果を図・表、文章・口頭によって発表する。なお、動物実験は"動物実験の3Rの原則"に則って行う。

受講前に必要とされる知識及び技能・態度

微生物・感染症学分野
実習書を配布します。各自事前に読むこと(15分程度)

薬理学分野
シミュレーション実習書とロールプレイ実習書を配布します。各自事前に読み、該当する薬理学の教科書の章や講義資料に目を通すこと(各15分程度)。ロールプレイの担当に当たった場合は、それぞれの役割に従い、事前学習によって必要な知識を得て、演技や資料の準備を行うこと(2時間程度)

動物実験等の実施に際しては、研究の意義および動物実験等を必要とする理由を説明できなければならない。「動物の愛護及び管理に関する法律の一部を改正する法律」に明文化された動物実験の国際原則である「3R」に則って立案され、実行されなければならない。3Rの原則は、動物実験に係る理念であると同時に実験動物の取扱いに係る理念でもあり、理解しておくこと。

また、以下の知識が必要となりますので確認してください。
微生物・感染症学分野
 1期で学習した、微生物に関する知識
薬理学分野
 生理学・解剖学・生化学の知識に基づく「生体機能」の理解および「病態生理学」を理解しようとする意欲。

ユニットの評価について(フィードバック含む)

微生物・感染症学分野:本ユニットの評価は、サブ領域の評価の33%を占める。
 実習態度を30%、技能を30%、知識を40%としてユニットの評価を行う。
 実習態度及び技能は実習中に複数教員により評価する。
 知識に関しては実習内容に関する実習試験により評価する。
 試験結果(点数)は採点後にフィードバックする。
 
薬理学分野:本ユニットの評価は、サブ領域の評価の20%を占める。
実習態度(20%)、技能(30%)、知識(50%)を評価する
実習態度は複数の教員での評価、技能は実習内容についてのレポート、知識は小テストによる
小テストは、答案回収直後に出題者による解説を行う


指定教科書他

微生物・感染症学分野
微生物・感染症学実習テキスト(東邦大学医学部微生物・感染症学講座編)
Qシリーズ 新微生物学 第2版 (日本医事新報社)

薬理学分野
薬理学実習テキスト(東邦大学医学部医学科薬理学講座編)